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国立大医学部の教授がのぞきで逮捕される

 山梨県警南甲府署は10月15日、住居侵入の疑いで、国立・山梨大医学部教授の三井和浩容疑者(57=同県中央市若宮)を逮捕した。

 逮捕容疑は14日午後11時半頃、同県中央市内の2階建てアパートで、いずれも20代男性が住む1階の2部屋のベランダに、柵を乗り越えて侵入したとしている。

 通行人の男性が、アパートのフェンスを乗り越え、ベランダに立ち入った男を発見し、警察に通報した。駆け付けた警察官が近くの路上にいた三井容疑者を見つけ、南甲府署に任意同行。三井容疑者が「のぞき目的で入った。帰宅途中だった」と容疑を認めたため逮捕した。

 山梨大によると、三井容疑者は79年3月に千葉大学薬学部を卒業、84年3月に同大学院薬学研究科博士課程を修了。同年4月に山梨医科大学(02年に山梨大と統併合)医学部の助手として採用され、09年に教授となった。専門は分子生物学。

 よりによって、男性が住むアパートのベランダに忍び込んだことには疑問が残るが、国立大学の医学部教授がのぞき目的で住居侵入するなど、あってはならない話。指導を受けていた学生たちの動揺も小さくないだろう。

 同学部では昨年7月にも、助教授の男性が大麻取締法違反(栽培)容疑で、関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕された。男性は自分で使用するためだったと容疑を認め、有罪判決を受ける不祥事が起きた。

 同じ学部内の助教授、教授の相次ぐ逮捕には、絶句するしかなく、大学側の管理体制が問われても致し方ないところだ。
(蔵元英二)

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