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愛知県豊田市発! 寺田伝兵衛が作った「とよた茶」

 愛知県豊田市の茶栽培は、高岡地区、上郷地区、下山地区、藤岡地区で行われている。このうちの約78ヘクタールの茶園では、良質な「てん茶」を中心に、「かぶせ茶」、「煎茶」などが生産されている。

 「とよた茶」の茶栽培の起源は古く、文化文政(1804〜1829年)の頃、愛知県知立市八橋の無量寿寺住職・梅谷売茶翁が、茶は薬用効果のある飲み物であるとして説き、全国に広めたといわれている。また、茶の種子も斡旋すると共に栽培方法も教えた。この時、花園村(愛知県豊田市花園町)に住んでいた酒造りで有名な寺田伝兵衛が最初に茶の種を蒔き、茶畑を作った。その後、近隣の吉原村、中根村に茶園にも増加させ、刈谷藩の茶産業を担うようになった。

 明治24(1891)年、吉原村(愛知県豊田市吉原町)の内藤嘉十が新しい製茶技術を取り入れた製茶を始め、伊勢国三重郡からも職人を雇い入れ、茶園の規模を大きくした。

 てん茶とは、寒冷しゃなどで茶園を覆って直射日光を避け、うま味成分のテアニンを増やして育てた茶である。このてん茶を石臼などでひいて、粉状にしたものが抹茶で、主に茶道や食品加工用に利用されている。かぶせ茶は、玉露に次ぐ高級茶で、まろやかでそう快なうま味、みる芽香(若い芽の香り)と覆い香が特徴である。新芽の頃、茶園を寒冷しゃなどで被覆することで、これらの特徴が生まれている。

 豊田市の茶は、農協の産直プラザ、グリーンセンター、茶農家の店などで手に入れることができる。2010年10月11日(月)〜29日(金)の約3週間、愛知県では「COP10(Conference of the Parties生物多様性条約第10回締約国会議)」が開催された。その際、県内産地である豊田市で栽培された茶葉を100%使用し、荒茶加工した環境配慮型紙容器入り「ポッカ とよた茶」が、(株)ポッカコーポレーションより製造され、会場や各所で9月6日から販売された。
(皆月斜 山口敏太郎事務所)

※写真:「二村家茶畑」愛知県豊田市豊栄町

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