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一発屋とは言わせない? 実は秘かに復活していた桜塚やっくん

 “スケバン恐子”のキャラクターと客イジリ主体のコントで様々なお笑い番組で人気になった桜塚やっくん。しかし、お笑いブームが下火になってからはキャラをウリにしていた芸人たちが軒並みいなくなってしまい、やっくんもその中に埋もれてしまったように思えた。だが実は、彼はお笑いから活躍の舞台を替えていた!

 今、彼が主に活躍しているのはなんとアニメの世界。声優として人気のアニメに出演し、活躍の場を増やしているのだ。特に声優業は“スケバン恐子”のキャラで出ていた『エンタの神様』が始まるより早い2002年から行っており、折にふして人気キャラクターを演じていたやっくん。近年では『イナズマイレブン』や『ジュエルペット』などの子供向けのアニメに出演して、子供たちの人気を得ている。「子供と一緒に何気なく見ていたらやっくんの名前が出て驚いた」「スタッフロールで見て初めて気がついた」との声が多く、声優としてもなかなかの実力派なのだとか。

 他にも2010年には桜塚やっくん名義でTBSの音楽番組発の、全員が女装男子のバンド「美女♂men Vlossom」でボーカルを務めている。一見色物に見えるこのバンドだが、楽曲がダウンロードサイトで1位を獲得したり、日本代表で上海万博に出演するなど、実力・評価が共に高い。

 また、2008年からは植田浩望(うえだひろみ)名義で俳優業も行っており、作品によってこれらの芸名を織り交ぜながらアニメに映画にドラマ、舞台にと、活躍の場を着実に広げていっている。しかし、インパクトのあった“スケバン恐子”のキャライメージの強い“桜塚やっくん”名義での活躍が減っているため、新しい芸名を知らない人たちからは「最近見ない」「いなくなった?」と思われがちのようだ。

 現在は桜塚やっくん名義でホラー映画の撮影に入っているという桜塚やっくん。これからも活躍の場は増えていきそうだ。

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