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大岡俊彦監督 映画「いけちゃんとぼく」撮影秘話を語る

 「ザ・ベストハウス123」(フジテレビ)で「絶対泣ける本」第1位に輝いた、西原理恵子の絵本「いけちゃんとぼく」が映画化され現在公開中だ。高名なCMディレクターであり、本作で監督デビューを果たした大岡俊彦監督(40)に話を聞いた。

 「クルッ、クルッ、クレラップ」。このCMを手がけたのが大岡監督。CMディレクターから映画監督へ“転身”、スクリーンデビューを飾った。
 「ずっと撮影していた感じです。CMは1日から長くて3日。このペースに慣れているから40日間の撮影は長かったなぁ。順撮りじゃないので全体の構成とカットのつながりを考えながら撮るのが大変でした。あとテンションの保ち方も」
 いけちゃんは9歳の男の子ヨシオにしか姿が見えない不思議な生き物。物心ついたときから一緒にいて、なんとなく日常を見守っている。だが、ヨシオの成長につれて姿が見えなくなり、最後の日にいけちゃんはヨシオに思いもよらないことを告白する…という物語。

 「西原さんの本って実は話が1本につながってない。独立したエピソードがバラバラに並んでいるだけなんです。それを起承転結のある話に再構成するのですが、どれをメインの話に持ってくればいいのか(笑)。しかもオチは変えられない。ヨシオといけちゃん、どっちを主役にすればいいのか悩みました」
 ヨシオを演じているのは子役の深澤嵐(12)。オーディションで300人の中から選ばれた。
 「味のある顔してるんですよ、いい感じにブサイクで(笑)。ヨシオが美少年だったら救われない話になるのでダメだったでしょうね。ブサイクだからこそ思わず“がんばれ!”って言いたくなるわけで」
 いけちゃんの声を演じたのは蒼井優。起用は監督の“独断と偏見”だ。
 「アニメ『鉄コン筋クリート』を見たのがきっかけ。声が優ちゃんじゃなく役のシロに思えてきて、だまされたって思えるぐらい上手。本人を感じさせず透明になれる人という観点と、話題性から彼女以外に考えられませんでした。でも、僕は優ちゃんと3日間しか会えなかったんですよ…主演女優なのに」

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