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【週刊テレビ時評】TBS「とんび」は大台超えで有終の美! NHK「八重の桜」は浮上できず

 TBS日曜劇場「とんび」(内野聖陽主演)が有終の美を飾った。

 同ドラマは初回(1月13日)17.0%の高視聴率(数字は以下、すべて関東地区)でスタート。第2話(同20日)=16.1%、第3話(同27日)=16.1%と高い数字をマークしていたが、第4話(2月3日)で12.0%と急落。以降、5週連続で12%台に低迷した。

 しかし、前週の第9話(3月10日)は、視聴率33.4%を獲った第3回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2次ランドのオランダ戦の後に放送された関係もあって、18.3%の過去最高を記録。

 ここで、うまく視聴者を取り込めたようで、最終話(第10話=同17日)拡大スペシャル(午後9時〜10時24分)は20.3%と大台を突破した。今年放送された民放地上波の連続ドラマで、20%超えは初。全10話の平均視聴率は15.5%。同ドラマはバイプレイヤーの内野が主演するとあって不安視もされたが、ドラマの内容が評価された格好。

 一方、前週の第10話(同10日)で12.6%と急落したNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜8時45分)第11話(同17日)は14.3%。最低だった前週より、1.7ポイント上げたものの、それでも15%を割り込み、大河ドラマとしては低水準。

 ここ3週、同ドラマはWBC関連中継の影響を受けて低視聴率が続いていたが、17日はWBC中継もなく、ライバル番組の日本テレビ系列「世界の果てまでイッテQ!」がスペシャル番組「エンタの神様 大爆笑の最強ネタ大大大連発スペシャル」(午後7時〜9時54分)放送のため休止した。だが、フジテレビ系列が放送した「世界フィギュアスケート選手権2013〜女子フリー」が17.0%を獲ったため、同ドラマの視聴率が伸びなかった。WBC、女子フィギュアと人気スポーツ中継と重なる不運はあったにせよ、この低視聴率が続くようなら、大河史上ワースト視聴率の「平清盛」(松山ケンイチ主演)の二の舞になりかねない。

 先週は「とんび」以外にも、いくつかの連続ドラマが最終回を迎えた。日本テレビ系列「シェアハウスの恋人」(水川あさみ主演/水曜日午後10時〜10時54分)最終話(第9話=同13日)は10.2%で、全9話の平均は9.4%。初回(1月16日)は11.6%だったが、第4話(2月6日)では6.8%まで落ち込んだ。それでも、なんとか持ち直し、最終話はかろうじて2ケタ台に乗せた。

 シリーズ第12弾のテレビ朝日系列「科捜研の女」(沢口靖子主演/木曜日午後8時〜8時54分)最終話(第9話=3月14日)は14.2%で、今シリーズでは最高。全9話の平均は12.6%だった。
また、同局の「おトメさん」(黒木瞳主演/木曜日午後9時〜9時54分)最終話(第9話=同14日)は13.6%で、全9話の平均は11.5%だった。

 「信長のシェフ」(玉森裕太主演/金曜日午後11時15分〜11時45分)最終話(第9話=同15日)は11.0%で、全9話の平均は10.8%となり、深夜枠で2ケタ台を獲る大健闘。

 なお、同12日、WBC2次ラウンドの日本対オランダの順位決定戦(TBS系列)は、すでに決勝ラウンド進出が決まっていたにもかかわらず、午後7時53分〜10時48分の時間帯で30.4%をマーク。瞬間最高は9時58分のオランダが6点目を挙げて追い上げた直後。2次ラウンドは3戦とも30%を超える高い数字を残した。
(坂本太郎)

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