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「ヲタク記者は見た!」アキバ系女子は意外と慎重派?

 俗に「恋の季節」とされる夏が終わりを告げようとしている。今年は悪天候続きで夏っぽさに欠けたが、それでも恋に恋する女性は少なくない。では、アキバ系女子の場合はどうか?

 コスプレが趣味という埼玉在住の女子大生(20)は暑いのがニガ手。炎天下をコスプレ姿で歩くのはイヤなので、今夏は室内で開催された撮影会に参加した。カメコと恋に落ちてもよさそうだが、「そういうことは一切ありません。彼氏を見つけるためにコスプレしているわけじゃないんで」と完全否定だった。
 そう言っておきながらセーラー服のコスチュームはゲームキャラで、複数の女性が男性を奪い合う内容とか。“肉食系女子”のキャラに扮しているわけだからもうちょっと恋に積極的でもいいのでは? そんな突っ込みにも不思議な笑みをたたえるばかりだった。

 “ヲタクの夏祭り”である「コミックマーケット」ではどうか。
 深夜11時すぎ、ひとりで会場近くをウロウロしていた女性を直撃した。女性が夜にひとり歩きするのは危険だ。現にこうして声をかけられちゃっている。「あはは。男に声をかけられることよりセミの鳴き声が怖いよ」
 都内で働く23歳のOLという。およそヲタクには見えないちょいギャル系美女だ。「ここに来る男の子はヲタクばっか。2次元の女の子に恋しちゃってるから、3次元の私には興味ないんじゃない?」とケタケタ笑う。
 六本木のクラブなんかではそれなりにナンパされるが、この日は翌朝までひとりでいたのに男性からはひと言も声をかけられなかった。
 だからというわけではないが、アキバ系男子はもっと積極性を出したほうがいい。その気アリの女性だっているからだ。
 セーラームーンに扮した19歳の女子学生は「ひと夏の恋? ないですね〜。彼氏にするんだったら趣味が合う人がいいんで、コスプレイヤーはストライクゾーンなんですけどね」とはにかんだ。やっぱり夏だから、燃えるような恋には純粋に憧れるという。よし、来年のコミケは孫悟空のコスチュームで取材することにしよう。

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