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邦画女優主演ランキングは意外な顔ぶれ

 昨年の映画興行収入の総額は約1948億4000万円(前年比1.8%減)で、うち日本映画が過去最高の約1158億6000万円(前年比22.4%増)、外国映画は約789億8000万円(同23.9%減)。日本映画が外国映画を2年ぶりに上回った。今年も公開本数の多い邦画だが、女優の主演本数ランキングをみると、意外な女優が顔をそろえている。

 邦画女優主演本数ランキングを掲載しているのは今月発売の「日経エンタテインメント12月号」。同誌によるランキングで1位に輝いたのは水野美紀だ。「さそり」「ハード・リベンジ、ミリー/ブラッディ・バトル」「刀狩るもの 二本松の冒険」の4本に主演、「ジャージの二人」「あの空をおぼえている」に助演している。主演作はいずれもミニシアター系のアクション映画。水野は中学生時代に少林寺拳法を習い、デビュー後は倉田保昭が開く「倉田アクションクラブ」で本格的にアクションの修行を積んでいる。立ち回りシーンを吹き替えなしで演じられる貴重な女優だけに、主演作は今後も続くとみられる。

 2位は綾瀬はるか。「ICHI」「僕の彼女はサイボーグ」「おっぱいバレー」で主演。助演作は「ハッピーフライト」「ザ・マジックアワー」。放送中のドラマ「JIN」(TBS)も好調で若手女優の中でも完全にトップクラスに定着した。

 3位は主演作2本、助演作3本の田中麗奈、飛鳥凛、坂井真紀、寺島咲の4人が並んでいる。田中は2位の綾瀬と同様、全国公開作が多いが、飛鳥、坂井、寺島はミニシアター系が多い。
 飛鳥は2006年にデビュー。「制服サバイガール1」「口裂け女2」に主演。「ひぐらしのなく頃に」「ひぐらしのなく頃に 誓」などに助演している。出演作はいずれもアイドル、ホラー映画。若手女優にとってはブレーク前の登竜門だ。事務所の先輩には「天然コケッコー」の夏帆もおり、同じような路線でブレークするかどうか注目される。
 寺島は大林宣彦監督の秘蔵っ子と言われ、人物の内面の表現が深い演技が宮崎あおいを彷彿とさせることから同誌で「ポスト宮崎あおい」と評されたことも。昨年「受験のシンデレラ」でモナコ国際映画祭最優秀主演女優賞を受賞している。
 
 一方、助演本数のランキングに目を移すと、14本に助演した長澤奈央をはじめ、6本の紗綾、波瑠、5本の秋山莉奈など、単館系アイドル映画で活躍する女優が目立つ。テレビとはかなり違う顔ぶれなのが面白い。

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