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中山金杯(GIII 中山芝2000m 5日) アベコーは人気薄シルクネクサスで初笑い

 2008年の中央競馬は5日、新春恒例の「第57回中山金杯」(GIII 芝2000m)で幕明けする。誰がいったか定かではないが、一年の計は元旦ならぬ金杯にあり…とは、競馬ファンなら誰もが知ることわざ。そこで、今年も頼れる男が幸先良い一年のスタートを切りたいアナタを徹底サポート!アベコーこと阿部幸太郎が初笑いに推しょうしたのはシルクネクサスだ。
 内外タイムスをご愛読のみなさん、新年明けましておめでとうございます。また今年も競馬は東西とも金杯からスタートです。
 さて、その金杯ですが、今年から「JRAプレミアム」で、配当金が5%アップ。要するに的中すれば割り増し配当が受けられるのです。競馬ファンにとってはまるで夢のような話。今年はこのJRAプレミアムが、日本ダービーと、有馬記念当日の全場の特別レースすべてに適用され、配当金がアップ。いずれは全GIレースや重賞競走が対象になるかもしれません。
 さて、本日は「中山金杯」がターゲット。1番人気が大きく崩れる波乱含みの一戦。ここ2年も一昨年はキングストレイルが6着で、昨年はマヤノライジンが8着。トップハンデの馬も不振です。

 そのことを踏まえて狙いはシルクネクサス。昨年のAJC杯でマツリダゴッホの3着。インティライミに先着し、3走前のオールカマーでは、マツリダゴッホと半馬身差の激しい叩き合い。3着のエリモハリアーが2馬身半もちぎれたように、中山の2000m前後の距離では破格の強さを見せます。
 もっとも、昨秋の天皇賞ではポップロックと0秒1差、アドマイヤムーンとハナ差、ダイワメジャーに先着と地力をアップしてきていることも確か。それでいながら今回の56kgのハンデは実にラッキー。昨年1月の京都・寿Sで優勝。さらに前記AJC杯で3着。寒い時季はすこぶる元気です。また、昨年は1、2番人気に支持されたことがなく、ほとんどは人気薄。穴党ファンにはオイシイ一頭なのです。
 さらに今回は、鳴尾記念の後、有馬記念には行かずここ一本に調整。それゆえバッチリの仕上がりで臨んできそうです。しかも、強力に先手を取って行きそうな馬が不在。であるとすれば、シルクネクサスの自在性の脚質が生きてくるわけです。2着したオールカマーのようなレースができそうな気配。ゆったりした流れの中で、正攻法から直線抜け出してくれるはずです。
 強力ライバルは上げ潮のサイレントプライドと、近走ピカイチの状態に戻ったアドマイヤフジ。

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