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釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 北海道釧路町・老者舞漁港産スジアイナメ

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提供:週刊実話

 当たり前ですが、北国は寒くなるのも早いもの。「あまり寒くなってはツラいし…、快適な陽気のうちに行っておくか!」などと思い立ち、北海道の道東に来ております。

 まずは釧路港でエゾメバルを、お次は尾幌川の渓でエゾイワナといった具合に、比較的身近な場所で魚が遊んでくれるため、飽きることがありません。とはいえ、ココは北海道の道東ですから、「これぞ北の大地!」という大自然を感じながらのびのびと竿を出したいものです。

 そこで、釧路市街からレンタカーで1時間ほど走り、釧路町の老者舞(おしゃまっぷ)漁港へと足を伸ばしました。狙いは当地で“アブラコ”と呼ばれるウサギアイナメです。

 好天の中、切り立った高いガケの上を通る道路から、ひたすらに凪いだ大海原を見下ろしながらのドライブ。「コレだよ、コレ。こういうのが北海道だよ!」と盛り上がり、釣りに対しての期待もいやがうえにも高まります。

 尻羽岬の手前で県道を外れ、深い谷間の底にある集落を目指して、曲がりくねった細道を下って行きます。やがて、はるか下に老者舞の集落が、そしてその先に大海原が見えてきました。この景色が見られただけでも来た甲斐があるってもんです。

 山道を下りて、小さな集落を抜けて漁港に到着。道具と期待を担ぎ、静かな港内を歩いて堤防の先端部を目指します。先端部は冬場の荒波から港を守れるよう高くなっており、海面から7〜8メートルの高さ。足場は高いもののそのぶん見晴らしは最高! 眼前には小高い丘が見渡せて雰囲気満点です。

 荷物を下ろし、まずは正面に延びた堤防の周りに入れられた波消ブロックを目がけて仕掛けを投入。後は竿を置いて魚が食い付くのを待ちます。

 さて、ここらでひと息ついて周囲の景色を楽しもうじゃねぇか…って、もう竿先が揺れてる!?

 さすがは道東の穴場、というかむしろ秘境に近い場所ですから、休ませてくれませんねぇ

★昆布をかわして良型外道確保!

 複数の竿を投げ込んで待つ、こういった釣りでは、竿を3〜4本並べて待つのが一般的なのですが、ハイシーズンの道東では3本目にたどり着かないことがしばしば。以前に厚岸で竿を出したときも、3本目の竿を用意するヒマがなかったですからねぇ。

 ということで、早くも反応の出た竿先を注視していると「コンッコンッ!」と鋭く揺れた後に勢いよく絞り込まれました。「よしっ、掛かった!」と竿を煽ると「ゴンゴンッ!」と元気のよい手応えが伝わります。力強い抵抗を感じつつ、岩礁や密生するコンブに潜り込まれないように強引に巻き上げてくると、足下に褐色の魚体が見えてきました。

 そのまま抜き上げたのは30センチほどのアブラコ(ウサギアイナメ)…と思いきや、こちらでは“ハゴトコ”と呼ばれるスジアイナメでした。まあ、同じアイナメの仲間でもあり、アブラコ釣りでは定番の外道ですな。

 それにしてもデカいよ、コイツ。スジアイナメは25センチ前後がアベレージサイズですから、「さすがは人の手があまり入っていない穴場!」といったところです。

 外道ゆえ持ち帰らない人も多い魚ではありますが、よく肥えた個体ゆえ持ち帰って食べることにしました。

★揚げたてにはビールが最高♪
 スジアイナメは北海道にのみ生息する種ですが、本州にもコイツにそっくりなクジメという種がおります。どちらもアイナメの仲間であり、一瞬「本命か?」と釣り人を勘違いさせるという意味でも似たような存在です。

 家族連れやビギナーが「アイナメ釣れたぁ〜」と喜んでいる光景を目にすることもありますが、喜んでいるのに水を差すのは野暮ってモノ。「それは残念ながらクジメで…」などとやらずに微笑ましく眺めているのがいいんですな。釣りは楽しいのがイチバンですから。

 さて、今回はスジアイナメをフライで賞味します。三枚におろすと身が青緑色をしており、さながら刺身コンニャクのような色合い…。この身の色も今ひとつ人気の出ない要因なのですが、気にせずパン粉をまぶして揚げていきます。

 サックリ揚がったところで熱々をガブリ。磯魚特有ともいえるクセが若干感じられるものの、クジメもスジアイナメもそういう魚ですから想定内。総合的には美味しい白身魚のフライに仕上がっています。

 熱々のフライを頬張った口に流し込むのは、皆様ご存知『サッポロクラシック』。やっぱり揚げ物にはビールですなぁ。

 さて、とりあえず開始早々にスジアイナメが釣れましたが、一応、本命に据えているのはウサギアイナメ。コイツを釣るまで頑張りますよ!

 ただ、誌面のスペースが残っておりませんので、今週はこのへんで…。

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三橋雅彦(みつはしまさひこ)子供の頃から釣り好きで“釣り一筋”の青春時代をすごす。当然の如く魚関係の仕事に就き、海釣り専門誌の常連筆者も務めたほどの釣りisマイライフな人。好色。

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