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斎藤佑樹 どんでん返しで日本シリーズ先発も

 巨人対日本ハムの日本シリーズは、10月27日に東京ドームで開幕する。

 日本ハムで良くも悪くも注目されるのが、斎藤佑樹投手(24)。斎藤は10月5日、チームのレギュラーシーズン最終戦の楽天戦(札幌ドーム)に先発したが、4回2/3を投げて9安打6失点の大炎上。調整のため、フェニックスリーグ開催中の宮崎送りとなってしまった。

 フェニックスリーグでは12日の韓国ハンファ戦(アイビー)で、リリーフ登板し、2回を1安打無失点。16日の阪神戦(ひむか)では先発で2回を2安打無失点で、プロ入り後最速の147キロをマークした。17日には1軍に合流し、CS(クライマックス・シリーズ)ファイナルステージのソフトバンク戦で、バックアップ要員として待機したが、チームがあっさり3連勝でCSを突破したため、斎藤がベンチ入りすることはなかった。

 CS終了後、日本シリーズへ向けての調整のため、宮崎に戻った斎藤は25日のオリックス戦(清武)に先発。5回を投げ3安打1失点の好投で、合格点をもらい、26日に1軍に再合流した。斎藤は「チームが日本一になるためなら、どこでも行けるようにがんばりたい」と先発、リリーフにこだわらない姿勢をみせた。

 2軍やフューチャーズ、社会人相手にもメッタ打ちにされていたドン底からは脱出。調子はすこぶる上向きだ。斎藤は日本シリーズでもバックアップ要員とみられており、初戦からベンチ入りするかは微妙。

 チームの先発は初戦から第3戦は吉川光夫投手(24)、武田勝投手(34)、ブライアン・ウルフ投手(31)の登板が確実。第4、5戦は中村勝投手(20)、谷元圭介投手(27)が先発候補だが流動的。第5戦以降にもつれた場合、ローテーションを中4日で回せば、先発は4人で足りるが、第4戦の先発は未確定。

 栗山英樹監督(51)は「確実に状態は上がっている」と斎藤を評価している。現状ではリリーフでのスタンバイが有力だが、甲子園や東京六大学での大舞台での実績を買って、どんでん返しで、斎藤を第4戦あたりの先発に抜てきする可能性もありそうだ。
(落合一郎)

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