先月に発売した1stアルバム「WE ARE TPD」収録曲を中心に、約1時間30分もの間、MCを挟まずにノンストップでパフォーマンス。終始、メンバーの気持ちが会場の隅々にまで届くアグレッシヴでエモーショナルな空間だった。その上で、バラエティ豊かな楽曲群、美しく力強いフォーメーションダンス、数々の衣装チェンジ、小道具を用いた演出など見る者を飽きさせない。そんな中、高嶋菜七と浜崎香帆によるミディアムバラード「Linger」、タオルを振りまわしてボルテージが上がる「Are you with me??」と完全新曲が2曲、メンバーの言葉から生まれたアルバム収録曲「ナガレボシ」では円陣からスタートする新たなアプローチ、そして「TIME」のフルサイズパフォーマンスも初披露され、ライブの見せ方の幅がより広がった。
ライブ後のMCでは、浜崎が「今回の東名阪ツアーで、さらに磨きをかけて、中野サンプラザ公演に向かっていきたいと思います!」と力強くアピールした。また、3月5日に18才を迎える橘二葉のバースデーお祝いも行われ、「もっと大人になって冷静になりたい。そしていろんなことにチャレンジしたい!」と力強く抱負を語った。
昨年9月より始まった本ライブシリーズだが、今回リーダーの高嶋は「歌をもっと頑張りたい」と宣言していたとおり、着実にメンバーのスキルアップが体感でき、3月26日の中野サンプラザ公演に向けてステップアップしていっているように感じた。残すところ、3月12日の名古屋公演、3月17日の大阪公演、ファイナルとなる3月26日の東京公演となる。このツアーで、間違いなく新生TPDのライブスタイルが確立された。