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コミケの有料化検討、目的は 問題は“コスプレ会場”?

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 日本最大級の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット」(通称コミケ)の有料化が検討されていることがわかった。2019年の夏と冬、さらに2020年のゴールデンウイークの即売会において、一般来場者から入場料を徴収する予定である。

 コミケはこれまで、1996年の夏から東京ビッグサイトで開催されてきた。来場者数は毎回50〜60万人に達するかなり大規模なイベントである。

 2020年夏に開催される東京オリンピック、パラリンピックにおいて、同施設はメディアセンターとして使用されるため、通常の施設使用ができず一部しか使えない。利用面積が減るため、開催日程をこれまでの3日間から4日間に延ばす予定だ。その分、運営コストが生ずるため有料化が提案された。

 これまでコミケは有料のカタログ購入が推奨されてきたが、必須ではない。全国各地で行われる小規模な同人誌即売会の場合は、カタログが入場券代わりとなっている場合が多く、いわば標準のスタイルにコミケが追いついたといえる。

 これを受け、ネットでは賛否両論が巻き起こっている。賛同の声としては「もともとカタログは買っていたし、特に問題なし」「有料化でフィルタリングになるから変な客が来なくていいのでは」といった声が聞こえる。一方で、否定的な声としては「同人誌には金を使いたいけど、コミケの入場料には金を払いたくないわ」「金がない人を見捨てるようで嫌だ」といった声が聞かれる。

 コミケの参加者は、同人誌購入の明確な目的がある人間がほとんどである。基本的には長机のブース上に同人誌が並べられているだけである。一方で、さまざまなキャラクターが集うコスプレ広場は、物見遊山の客も多い。こちらに関しても、ネットでは「コスプレ女撮りまくってるカメラマンから金取ればいいんでは」「この場所を廃止したら観光客も減るからよさそう」といった声も聞かれる。

 コミケのありかたについては、今後も議論を呼び起こしそうだ。

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