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【山口敏太郎が語る“妖怪伝説”】トイレに出没する不気味な花子さんの妹「ブキミちゃん」

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画像はイメージです

 今年4月からアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の放送がスタートした。社会風刺を交えたエピソードが面白く、昔から知られている妖怪も今風にリニューアルされた。これまでとはまたひと味違った鬼太郎の世界を見せてくれている。

 そんな鬼太郎で“現代の妖怪”として登場したのが「トイレの花子さん」をはじめとした、「学校の怪談」や「学校の七不思議」によく登場する妖怪たちだ。この回では男子トイレに出てくる妖怪の「ヨースケくん」が登場。ヨースケくんは神奈川県横浜市の一部の学校で「出る」と噂されていた妖怪であり、「花子さん」に比べて圧倒的に知名度が低い。放映時はアニメオリジナルの妖怪だと思われてしまったようだ。

 このように、トイレの花子さんの“亜種”のような妖怪は多数存在している。花子さんにはきょうだいがいるとされており、有名どころで言うと「太郎くん」と「次郎くん」がいる。太郎くんは花子さんを男子トイレ用にした存在とも言われているが、別のパターンでは、太郎くんは人が通るのを待ち構えていて、トイレに3人通ると麦わら帽子と雑巾を持って現れ、じっと見つめるのだという。

 男子トイレの3番目のドアを20回叩き、「次郎さん、遊びましょ」と呼ぶと、「分かったよ」という声が聞こえ、天井に次郎さんの影が現れる。

 また、花子さんには「ブキミちゃん」という名の妹がいるとされているが、このブキミちゃん、相当に強烈なキャラである。

 ブキミちゃんはトイレの一番奥の個室にいると言われている。

 顔は醜く膨張していて、体は丸々とした肥満体。口からは泡を吹き、手には首のない人形を持っている。

 性格は非常に残忍で、何よりも血を見ることを好む。そして、かわいい子などを見つけると、捕まえて首を引きちぎるのだという。

 さらには、人に憑依することもできる。ブキミちゃんに憑依されると虫が食べたくなり、最終的には自殺に追い込む。悪の限りを尽くす妖怪なのだ。

 ブキミちゃんはかつて水死した人間とも言われるが、それにしても極悪な存在である。

(山口敏太郎事務所)

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