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『ドラえもん』が放送日移動! テレビ朝日のキッズ視聴者切りはシニア層のため?

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 8月22日、テレビ朝日は同局系列の人気テレビアニメ『ドラえもん』と『クレヨンしんちゃん』の放送枠を10月5日から変更すると発表した。

 両番組とも、10月からは土曜日に放送することに。『ドラえもん』は毎週金曜19時から土曜日17時、『クレヨンしんちゃん』は毎週金曜19時半から土曜日16時半にそれぞれ移動する。

 特に『ドラえもん』の放送枠移動は1981年以来、38年ぶりのこと。『サザエさん』に次ぐ長寿アニメの枠変更や、今回の移動でテレビ東京を含む民法キー局のプライムタイム(19時〜23時)で子供向けアニメ番組が消滅することがネットで大きな話題になっている。

 さらに「日刊ゲンダイ」などによると、『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』の後には『ザワつく!金曜日』(毎週金曜21時から)が入り、大人向けバラエティ枠になるという。

 この報道にネットでは「この時間帯に子供が見れる番組がなくなる」「長年同じ時間で親しんだ、ドラえもんとしんちゃんだけにしばらく慣れなそう」「土曜日の夕方は習い事もあるのでリアルタイム視聴ができなくなる」といった声が相次いでいるという。

 さて、今回の『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』の枠移動だが、テレビ朝日なりの「視聴率戦略」があるという。

 テレ朝はここ最近、視聴率面では異例の「絶好調期」が続いており、8月18日には『ポツンと一軒家』の平均視聴率が20.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と番組最高タイを記録したほか、人気ドラマシリーズ『相棒』『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』も相変わらず15%〜20%の高視聴率を記録するなど、安定期に入っている。

 『ポツンと一軒家』や『相棒』、『ドクターX』『科捜研の女』などテレ朝の屋台骨を支えるバラエティ&ドラマのメイン視聴者は50歳以上のシニア層。『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』といった子供番組がゴールデンタイムから追いやられた形、と言われている。

 「今のテレビ朝日は『ローコストで数字で数字の取れる番組作り』がモットーになっていて、バラエティも、ひな壇芸人が多く登場するような騒がしい番組は減らし『ザワつく!金曜日』のように最小限の出演者で成立する番組作りを目指しています。一方、アニメはアニメスタジオに制作が任させていても、関わる人間が多いだけに出ていくお金は多く、燃費はあまり良くありません。今はネット配信も豊富にありますし、子供もテレビではなく、ネットを使ってアニメを見ている。シニア層に完全に振り切る構成にしたのでしょう」(某週刊誌記者)

 現に『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』は映画こそヒットしても、視聴率は平均8%前後。ローコストのバラエティ番組より低い数字となっている。

 長年、テレ朝のマスコットとして活躍してきた『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』を左遷したテレ朝の英断は果たして、吉と出るか凶と出るか……。

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