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お笑い芸人 豪快伝説 其の七『浜田雅功』

 お笑い芸人。コメディアン。エンターテイナー。そんな彼たちがかつて刻んだ偉大なる伝説、爆笑列伝を紹介していく連載の7回目。セブンスバウトは、ダウンタウンのマルチプレーヤー・浜田雅功だ。

 今年創業100周年を迎えた吉本興業(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)。その影に隠れてあまりフィーチャーされていないが、ダウンタウンは今年、結成30周年をむかえる。

 松本人志と浜田雅功。ふたりが芸能界に与えた影響は計り知れないが、浜田はドSで有名。ダウンタウンと20年来の付き合いとなる今田耕司と東野幸治が駆けだしのころ、その狂暴性はピークに達していた。

 当時、ふたりは同じマンションに住んでいたが、そろって寝坊。現場で、ダウンタウンをはじめ、多くの芸人やスタッフを待たせてしまった。遅れて現場に着いたとたん、浜田は「何、遅れとんじゃ、こら〜っ!」と殴る蹴るの鉄拳制裁。ふたりは、人間サンドバッグと化した。見かねたスタッフが制止に入り、凄惨なリンチは終わった。すると浜田はふたりに近寄り、「ごめんな。でも、こうするほうが、ふたりのためや」とささやいた。この一連を見つめていた松本は、ニンマリ。オール巨人は、「浜田くんはあえて憎まれ役を引き受けた」と東野に言った。

 場の結束力と演者の士気を高めるために、浜田があえてヒールに徹するのは、ひとつの処世術。ところが、仕事で現場を仕切っているぶん、私生活では妻でタレントの小川菜摘の尻に敷かれっぱなしだという。

 長男・郁未(いくみ)と次男・未乘(みのり)が幼少期は、子連れで散歩に行って、わからないことがあると、何度も小川の携帯を鳴らしては、怒られていた。そのころから、子煩悩。兄弟は3歳違いのため、「ヤキモチを焼くから」という理由で、次男の前で長男を抱っこしなかった。また、子どもの将来を思って、家庭内では関西弁を禁止。徹底して標準語を使い、マナーや礼儀に厳しい、スパルタパパだった。

 そのためか、長男、次男はともに学生時代、生徒会長になり、浜田のDNAをしっかり継承。長男は現在、ハマ・オカモトの名前で、バンド「OKAMOTO'S」のベーシストとして活動しており、その腕は、業界で高く評価されている。(伊藤由華)

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