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伊東のお得グルメ

 東伊豆の伊東は、都心から近いと言えば、近い。地理的には熱海の少し先くらい。実は網代とかに行くのと距離感は変わらないし、電車賃も同じくらいだ。よって、手軽にいける伊豆、というコンセプトで、安いグルメを堪能してさくっと帰って来ようと決めた。

 …ま、もちろんこれは旅のひとつのやり方にすぎない。ハトヤとかに泊まった方が楽しいに決まっているし、ぜひ皆さん町のためにもそうしてあげてください。(観光案内所のおじさんは、泊まらない人には少々つれないようだ。笑)

 熱海から13:03の鈍行列車に乗りこむ。が、白と赤を基調とした重厚な車両、その先頭車両と最後尾の車中はひな壇方式、間の車両内は海側の席が外側に向いている…。これはどう見ても特急車両であり、ラッキー。いわゆる185系、すなわち東海道線と変わらないデザインの踊り子号よりも、こちらのほうが数段カッコいいのだ。どういうわけか知らないがタダだから喜んでひな壇に座ってみた。伊豆多賀あたりの素晴らしい景色を堪能したり本を読んでうつらうつらしていたりするうちに、あっという間に伊東駅に着いた。

 ランチの海鮮丼1000円也で知られる人気店《魚河岸》さんは、13:30の電話確認時点でランチ終了。11時台に行かないと名物の海鮮丼は食べられない、という噂もあったくらいなので仕方あるまい。
 伊東漁港のほうへ歩く。駅を背にして左方向茶色いビルを目印に進むとすぐに海に突き当たる。右折(左折するとサンハトヤ方面。)してしばらくした、吉野家のはす向かいが《ふじいち》さん。
 1階でひものや朝獲れの金目やかさごなど眺めながらすぐ2階へ行き、<ふじいちおまかせ丼>2100円也を注文。なんとこの丼はその日獲れただけ全種類が乗っかるのである。
 今日の朝獲れネタは、なんとイクラ、うに、金目鯛、生シラスまでの地物が乗っていた。ほかに、マグロ、かんぱち、ひらまさ、それから桜海老までが…壮観だ。お得にいろいろな刺身の味見が出来る趣向であり、それらを少量のご飯とともにいただく丼物であるが、非常に美味だった。生シラスの香ばしい味わい、普段と全然違う釜揚げシラスのうまさにも感動。

 さらにイカの丸焼き(800円)を注文し、自分で焼いて食べた。これは連鎖反応のようにすべてのテーブルで注文されていたのでまあ、おまけである。(笑)

 いったん駅に戻り、駅を背にしてまっすぐ歩く。銀杏並木の大通りか、その隣の道中ずっとバイオリン演奏がスピーカーから聞こえる細い道、どちらを行っても突き当たりにスルガ銀行。右折して暫くして、小学校の裏手に寿司を握ってくれる魚屋《魚佐》がある。ここで松にぎり(950円也)を買って極めて短時間の滞在にて伊東を発ち、熱海からは鈍行のグリーン車に乗ってビールとともに食しつつ、小旅行を終えて帰京。
 伊東は、干物屋と磯料理屋があふれているような町だが、正攻法で攻め、個性的な店を探してみるのも面白いかもしれない。

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