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第65回紅白歌合戦は徹底的に“嵐推し”

 今年の紅白歌合戦の大トリを務めるのは松田聖子だが、NHKが描いていたプランは実は違っていたという。

 25日に紅白の曲目と曲順が発表され、聖子が『あなたに逢いたくて』を歌い大トリを務めるのだが、ある芸能プロ関係者は「紅白の曲目、曲順を見て気づくことがあると思うんですが、とにかく嵐の出番が多いってこと。司会なんだから当然なんですが、妖怪ウォッチのコラボもそうだし、『紅白出場歌手』ってのも当然、司会の嵐は中心に入る。今年の紅白は嵐が中心の紅白というのがある種、裏テーマなんです」という。

 いままではそこまで露骨な推しをすることはなかったが、「今年はエンターテインメント番組部の部長が変わった。今までとは違った紅白をというのが合言葉のように言われていて、推すところは推すというスタンスで勝負をかける。中途半端なことはしないというのがやり方。だから、今年は嵐と心中なんです」と同関係者。

 となると、大トリが聖子というのはうなづけないところなのだが、「当然、はじめは嵐に打診をしたそうです。ただ、嵐のマネジメント側も、このタイミングで大トリというのは重過ぎるという判断があったそうです。そりゃ昨年は北島三郎さんが『紅白卒業』で大トリを飾ったんですから、今年は嵐ですとなったら反発もあると読んだんでしょう。だから、マネジメント側の判断は一歩引いたトリという選択だったんです」と同関係者。

 当然、嵐が一歩引けば大トリは空く。「嵐側が相手歌手として要求したのが、聖子だったわけです。石川さゆりのような重鎮クラスでもなく、かといってAKB48に大トリを取られても困る。聖子は嵐にとって都合のいい選択だったようです」と同関係者。

 ここまで嵐全面推しの紅白。その効果が視聴率として現れれば御の字だろうが、果たしてどうなるか。

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