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今年の「甲子園」の見どころズバリ! 注目の超高校級球児と“黒い監督”

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提供:週刊実話

 100回目の夏−−どの時代にも熱戦譜があり、ヒーローが生まれた。この節目の大会で、超高校級右腕・高橋純平(県岐阜商)は地区予選で散り、1年生スラッガー清宮幸太郎(早実/西東京)がベールを脱ぐが、夏の主役候補は他にもいた。
 高校野球の著書を多く持つスポーツライター・手束仁氏は、中京大中京(愛知)に注目していると言う。
 「甲子園最多優勝数、最多勝利数を誇る中京大中京が、100周年の記念大会に出てきたことを嬉しく思っています。投手は左で2年生の長谷部銀次、3年生・上野翔太郎の二枚がいて、レベルの高いチームに仕上がっています。伊藤はプロ注目の打てる捕手。関東一(東東京)のオコエ瑠偉は強肩俊足の外野手で期待できます」

 オコエはナイジェリア人の父を持つハーフ。日本人のコンパクトスイングと高い身体能力を持つ注目の打者だ。
 「東海大相模(神奈川)の小笠原慎之介はナンバー1左腕かも。昨秋より球速が増し、低めへの制球力も評価できる。去年は“右腕・吉田凌の方が上かな?”と思ったんですが、オフに相当走り込んだんでしょう。下半身もひと回り大きくなっています」(スポーツライター・豊島純彦氏)

 この両エースは「史上初の1校2投手1位指名」も予想される逸材。同校は長打のイメージが強いが、神奈川県大会は犠打を絡めていた。この2人を投入し、僅差で逃げ切る新スタイルも見せてくるかもしれない。
 「対抗する投手としては、専大松戸(千葉)原嵩投手が面白い。長身から投げ下ろすボールの角度、スピードは二重丸。スライダーにもキレがあり、藤浪晋太郎似。甲子園でもナンバー1を争う投手です」(スポーツライター・美山和也氏)

 滝川二(兵庫)の根来祥汰は左打席から一塁まで3.1秒。イチローやプロの打者も3.4〜3.9秒。異次元の走力にスカウトも注目している。

 学校でブキミなのは静岡高校(静岡)、東海大甲府(山梨)、明徳義塾(高知)だ。
 「静岡は優秀な球児が他県に流れないよう行政が取り組んでおり、好選手が揃いました」(手束氏)
 東海大甲府も日ハムの渡辺諒が3年生だったとき、『レギュラーの大半が1年生になるかも』と言われた世代が3年生になって、上位進出が期待されるチーム。
 明徳義塾は昨夏までの投打の主軸・岸潤一郎なしでも甲子園に帰って来た総合力のチームで、名将・馬淵史郎監督は「清宮? 敬遠しないよ」と牽制していた。

 また、地区予選で大阪桐蔭を下した大阪偕星の山本セキ監督は“異色の監督”として注目を集める。
 「同校は“大阪桐蔭よりも倍の練習をする”と言われる猛練習で強豪を倒してきた新興勢力。ですが、山本監督は2010年に岡山県の私立高校野球部監督だったとき、詐欺容疑で逮捕されたグレーな人物。さらに、実力は折り紙つきながら、素行不良の選手をわざとかき集めたとの噂もあります」(スポーツ紙記者)

 節目の大会は、いろいろな意味で“玄人好みする大会”になりそうだ。

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