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コリオグラファーとしてのジャニーズメンバー

 嵐・大野智は、その高いダンススキルからコリオグラファー(振付師)としての顔も併せ持つ。後輩ジャニーズでも、それに値するダンス好きが存在する。Kis-My-Ft2・千賀健永だ。

 キスマイ最年少で、弟気質。昨年は、SMAP・中居正広プロデュースによる舞祭組としてもデビューして、露出がガ然増えた。物心がついたころからマイケル・ジャクソンに憧れ、幼稚園から毎日6時間も練習するほど、大のダンス好き。全国大会に、最年少で入賞経験した。ジャニーズJr.に加入後は、滝沢秀明がダンスに長けたメンバーだけを集めてプロデュースしたユニット・舞闘冠に抜てき。ステージ経験を積んだ。

 デビュー前から、ダンスに振りをつけてきた。アルバムに収録されている『3D girl』、『strawberry dance』、『Black&White』、『Striker』などは、これまでライブで披露してきたが、ミュージカル『DREAM BOYS』でもソロ曲をセルフプロデュースしている。

 その舞闘冠にはA.B.C-Z・塚田僚一もいたが、同グループは「アクロバットボーイズ」の由来があるだけに、ダンス能力がずば抜けている。塚田は元器械体操の選手で、ジャニーズ内ではバック転の連続記録を保持している。そんな塚田のさらに上を行くのが、最年長の五関晃一だ。

 “鬼コーチ”として、歴代ジャニーズタレントがビビりまくっていたお抱え振付師のSANCHEが、1度も怒ったことがないという、スーパー優等生。ちなみに、嵐・大野智も、先生にベタ褒めされていたとか。大野は10代で主役舞台を1か月任せられることで、その才能をより開花させたが、五関の場合は、デビューできるメドも希望もなかった。見かねた事務所関係者は、振付師として生きる術を打診したこともある。

 メンバーの橋本良亮から直でお願いをされて、ソロ曲『One by one』を振りつけた。マイケル・ジャクソンの振付師だったトラヴィス・ペインさえ、五関が踊る姿を見て称賛。“セクシー”というあだ名をつけた伝説もある。

 シングルカットはされていないものの、これまでに橋本ソロ以外にも『STAR SEEKER』、『Let's  Go!〜未来へ架かる橋〜』、『恋に落ちたボディーガード』、『Twinkle Twinkle A.B.C-Z』など多数を、世に送りだしている。

 コリオグラファーとしての腕も冴えわたっている千賀と五関。その才能を今後はさらに、テレビで観られることになるだろう。

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