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故・松方弘樹さん“お別れ会”に大手芸能プロ関係者が欠席の理由

 1月21日に亡くなった故・松方弘樹さん(享年74)の“お別れ会”が、6月6日に東京プリンスホテル(港区)で営まれるが、意外な人物が発起人から外されていたという。
 「案内状の発起人には、梅宮辰夫、ビートたけし、五木ひろし、東山紀之、浅野ゆう子、岩下志麻、北大路欣也、里見浩太朗、黒木瞳、十朱幸代、中村玉緒、富司純子、三田佳子の名前がありました。しかし、当初、名前が挙がっていた大手プロ『B』のS氏については“諸般の事情で降りた”といった一筆がわざわざ添えてあったのです」(芸能関係者)

 東映の任侠映画で一世を風靡した松方さんは、日本テレビの『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』でビートたけしと出会い、新境地を開拓したが、一方で所属していた個人事務所の松プロダクションが莫大な借金を作り倒産した。
 「松方さんは借金返済の目途がつくまでということで『B』に所属し、マネジメントを依頼していた。その目途がついたかどうかは分かりませんが、'11年夏に独立したんです。しかし、円満な独立だと思っていたら、事務所移籍の支度金5000万円の返済を巡るトラブルが発覚。『B』の影響力は強く、当時、テレビ局はどこも松方さんを使いたがらなかったんです」(同)

 結果、仕事は激減したが、それを救ったのが“芸能人の互助会”と呼ばれる『夢企画』が主催する“夢グループ”による舞台やコンサートだった。
 「松方さんは小林旭と一緒に年間のスケジュールを押さえられたことで、再び生活を安定させることができた。ところが1年前、脳リンパ腫に襲われ闘病生活を余儀なくされてしまった。のしかかる高額な医療費の工面に奔走したのは、入籍も求めず松方さんを支えてきた元女優の山本万里子さん。彼女の心情を考えれば、S氏が“お別れ会”の発起人に名前を連ねるのは考えものです。そのため、しがらみがある業界関係者を外し、芸能人だけにしたのだと思います」(芸能記者)

 当日は1000人以上の弔問客が訪れるという。松方さんらしい豪快な“お別れ会”になりそうだ。

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