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夏のお化け屋敷が怖く感じる訳とは

 今の季節に遊園地に行くと、人気のあるアトラクションの定番はお化け屋敷だと思います。更に、夏のお化け屋敷が特別怖く感じる理由があります。それは、お化け屋敷の内部が冷房で非常に冷えているだけではありません。その理由としまして、お化け屋敷には大勢の霊魂が入り込んでいるからです。
 それらの霊魂は、お化け屋敷の中に置かれている恐怖の形相をした人形達に入り込んでいると思われます。

 お化け屋敷ではないのですが、東京タワーには蝋人形館があります。私が良く行っていた頃は、中に怪奇映画の主人公を展示するコーナーがありました。狼男やドラキュラ、フランケンシュタインのリアルな造形は、見ているだけで恐怖を覚えるものでした。
 その中に中世ヨーロッパの拷問風景を展示しておりました。男性が絶えず大量の水を飲ませられ続ける水の刑や、水車に身体を縛られて回転をすると、下には尖った刃物が無数に置かれて罪人の身体を傷だらけにする様子なども展示されていました。その角には実際に拷問道具として使用された小さな檻が無造作に置かれていたものです。

 ある時から、東京タワーの蝋人形館には幽霊が出るという噂が立ちました。写真を撮ると心霊写真が撮れるという噂や、更には蝋人形館で幽霊を見掛けたという話もありました。私の判断ですが、あの中にある拷問の風景の前を通ると、特に背筋に寒いものがゾクゾクと走った経験がありました。
 私にはあの中の数体に、霊魂が入り込んでいるように見えてなりませんでした。霊魂は自分が死んだときの風貌と、似た人形に入り込むことを好むと聞いたことがあります。ですから、お化け屋敷の人形にも、当然人形の風貌に似た霊魂が入り込んでいる可能性が高いと思われます。
 今の季節がお化け屋敷の最盛期です。皆さんも是非、その怖さを体感されてはいかがでしょうか。
(藤原真)

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