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ハリル監督 香川・本田・岡崎“代表外し”ケンカ会見の「真相」

 指揮官が大勝負に出た。
 サッカー日本代表は10月31日、FIFAランキング2位のブラジル、同5位のベルギーとの国際親善試合(11月10日・15日)を戦うメンバー25人を発表。驚いたのは、ハリルホジッチ代表監督は、前2回のワールドカップで主力だった本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の“ビッグ3”を選出しなかったことだ。

 以前から噂はあった。所属する海外クラブで不振が伝えられているためで、特に本田に関しては「時間の問題」とも伝えられていた。しかし、3人同時となれば話は違う。日本サッカー協会も“待った”をかけたはずだが…。
 「1、2年の誤差はありますが、それぞれ代表デビューして約10年が経ち、3人が代表で挙げたゴール数は110以上。ブラジル、ベルギーはW杯本番でぶつかる可能性もあるだけに衝撃的でした」(スポーツ紙記者)

 ハリル監督は会見後、記者団に囲まれ、決断した理由について、「皆さん(記者団)が好きな選手だからさ」と言い放った。
 会見では「他の選手をテストしたい」と答えていたが、これだけでは説明不足である。納得のいかないメディア陣が追いかけたのだが、ハリル監督は身構え、W杯本大会出場が危ぶまれた頃の批判記事まで蒸し返し「(W杯出場を決めた)オーストラリア戦に勝った後は静かになったね。誰が書いているのかは知らないが、色々書かれていることをよく知っている」と皮肉を交えながら語った。
 「通訳を介しての質疑でしたが、『皆さんが好きな選手だから外した』の言葉は何度も繰り返していました」(同)

 関係者によれば、協会サイドも“3人同時”に懸念を持ったというが、反論できなかったという。
 「方程式みたいなものを持ち出したんです。例の豪州戦を出し、ボール支配率は30%台だったが、シュート数は15対4で日本が圧倒していた。その定義を説明していました。その結果、3人よりも国内選手を使った方が勝つ可能性が高い、と持論を主張したのです」(同)

 とはいえ、協会は疑心暗鬼のまま。ハリル監督としては、豪州戦前の批判記事が本当に許せなかったのだろうか。
 理論家で激情タイプの指揮官が退路を断って戦う。しかし、ビッグ3抜きで強豪相手に惨敗すれば、自らの進退に影響しかねない。

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