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競輪人国記 福井(3)

 野原哲也(51期)が特別獲りを期待していたのが弟子の市田佳寿浩(76期)だ。競輪学校ではダントツの73勝で1位。新人リーグでも4場所優勝してA1格付けとなり、95年8月にデビューしてから2年で地元福井のS級戦を制している。

 GI初戦の平成9年の平塚オールスターでは(3)(2)と準決に勝ち上がり、同年の競輪祭新人王は(1)(2)(4)と決勝まで進出。平成10年のふるダビ弥彦では(4)(2)(1)(5)と準決で1着を奪取、「近畿期待の先行」と注目されたものだ。
 だが、抜歯した後に体調を崩して、せっかくの超一流の先行にかげりが見えた時期があった。それでも平成14年の岸和田全日本選抜で(3)(2)(2)(9)とカムバック。16年の函館サマーナイトフェスティバルでは、目標の稲垣裕之(京都)から佐藤友和(岩手)のまくりに切り替えて追い込み、(1)(1)で初のタイトルをとっている。

 近況は自在戦で近畿の先行番手での勝負も多いが、体調が完全なら先行もまくりも打てるはず。まだ33歳だけに、これからGI、GIIのタイトル狙いは十分に可能なはずだ。先行日本一といわれた村上義弘(京都)に負けずにGIを狙って欲しい。
 この市田、野原哲也の厳しい指導と、健康面の不安を解消すれば、中近ラインで番手は約束されているので、まずは勝ち数を伸ばしていくことだろう。
 福井には穴男がたくさんいる。まず鈴木一央(63期)。40歳のベテランだが、混戦まくりで穴ファンを喜ばせていた。現在はA級だがS級に戻れば、平成17年の松戸日本選手権での1万8910円のような大穴を出してくれるだろう。

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