この手の話はクスリ事件が勃発すると必ず浮上する。今回は7〜8月の間に押尾、酒井が摘発される異常事態だったが、「次は9〜10月に2人ないし3人逮捕される」という爆弾情報までも、業界に飛び交っている。
その中で、要注意人物とされるのが大物女性歌手のH。渡航歴が多く、海外事情にも明るいHは「たびたびマフィアとの繋がりを指摘されている」と、いわれるが押尾、酒井両被告とは「交流人脈が違うため、交際はない」と関係者は語る。
それはともかく、捜査関係者がなぜHにターゲットを絞ったのか。
「Hの側近KとTが問題なのです。側近は1年の3分の2以上を海外で過ごすリッチマン。カネにまつわるトラブルは多く海外の捜査関係者は、常に大金を持ち歩くKとTを徹底マークしています。もちろん、日本の捜査関係者にもその情報は入っており、極秘裏に二人の情報を集めている」と、事情通は明かす。そして核心部分であるH逮捕についてこう続ける。
「HはTやKの影響を受け過ぎている。どちらかといえば“世間の風など興味なし”を地で行くTやKは新聞やテレビといった報道に全く興味を示さない。Hもそうで、業界がいま、戦々恐々となっているのに、自由気ままで派手に遊んでいる。TやKが深く付き合っていた関東系暴力団幹部とHが何やら怪しい関係であることも捜査関係者は注目している」
新聞、テレビの報道には目もくれず、連日にわたり意味ありげな連中とつるんでいるH。時期が時期だけにHの芸能界友達は彼女と距離を置きたがっている…と思いきや、中には、そうでもない友人もいるようだ。
Hの親友といえば、清純派女優のKとバラエティー番組で活躍するYがその代表格。
特に、女優Kとは親密で「女同士で海外旅行に行くなど、暇を見つけては遊んでいる」(プロダクション関係者)という間柄。女優KはHの影響を多分に受けている公算大だ。
Hの親友である女優Kも巷間伝えられているのが「世捨て人感覚というのか宇宙人というのか、自分が定めたエリア以内のことにしか興味がない」(芸能関係者)
Hのもう1人の親友であるYはさすがに、前述の女優Kとは違い風評には興味津々。世間の動きに疎い女優Kに対し、Yは時世が命ともいうべきテレビタレントだからだ。
「YはHと遊んだ際“(Hから)黄色い粉を見せられた。Hちゃんは安定剤とか言っていた”と関係者に漏らしている。口には出していませんが、Yはそれが麻薬であると思っています」(前出・芸能関係者)
さすがにこの時期だけに「YはHとの付き合いを自重している」(前出・芸能関係者)ようだ。そればかりか「YはHがマークされていることも感づいている」(関係者)みたいで、Hとの距離を置こうとしている。
一部報道では「次は演歌歌手Yが危ない」と伝えられている。が、演歌歌手より現実的なのがHというわけ。本人も側近も「私はノーマーク」だと思い込んでいることも、摘発への近道になっているとも思えるのだが。