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G1覇者ケニーが本格始動!ブリスコ兄弟とヤングバックスが兄弟対決!【新日本9.22広島大会展望】

 新日本プロレス秋のビッグマッチ第2弾は、9月22日に広島サンプラザホールで開催される。すべての結果は来年の1.4東京ドームへと続いていく。今回は広島大会を展望したい。

『DESTRUCTION in HIROSHIMA』
9月22日(木・祝)広島サンプラザホール 17時開始

▼全対戦カード

(1)8人タッグマッチ 20分1本勝負
真壁刀義&本間朋晃&ヨシタツ&キャプテン・ニュージャパン 対 天山広吉&小島聡&リコシェ&マット・サイダル

(2)8人タッグマッチ 20分1本勝負
柴田勝頼&永田裕志&中西学&タイガーマスク 対 カイル・オライリー&ボビー・フィッシュ&田口隆祐&デビッド・フィンレー

(3)タッグマッチ 20分1本勝負
ロッキー・ロメロ&バレッタ 対 タマ・トンガ&タンガ・ロア

(4)タッグマッチ 20分1本勝負
後藤洋央紀&石井智宏 対 高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ

(5)8人タッグマッチ 20分1本勝負
マイケル・エルガン&棚橋弘至&ジュース・ロビンソン&KUSHIDA 対 内藤哲也&SANADA&EVIL&BUSHI

(6)IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負
<第71代王者組>ジェイ・ブリスコ&マーク・ブリスコ 対 マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン<挑戦者組>
※第71代王者組2度目の防衛戦

(7)ROH世界選手権試合 30分1本勝負
<王者>アダム・コール 対 ウィル・オスプレイ<挑戦者>

(8)スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
オカダ・カズチカ 対 バッドラック・ファレ

(9)2017年1月4日東京ドーム大会・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦 60分1本勝負
<権利証保持者>ケニー・オメガ 対 YOSHI-HASHI<挑戦者>

 第1試合から、真壁、本間、ヨシタツにキャプテンを加えた4人が、小島&リコシェ&サイダルのNEVER無差別級6人タッグ王者組に天山を加えたチームと対戦する豪華なカードが実現。今後、真壁&本間がヨシタツを加えたトリオで6人タッグ王座に挑戦するのも面白いかもしれない。そんな可能性も秘めているオープニングマッチだ。

 第2試合では9.17大田区大会で、NEVER無差別級のベルトをかけて対戦する柴田とフィッシュが再び激突する。柴田は先月のROH遠征でフィッシュだけではなく、オライリーにも敗れており、大田区大会の結果次第では新たな遺恨が生まれているかもしれない。対ノアでも結束を固めている永田&中西とのタッグにも注目だ。

 第3試合ではジュニアのタッグ戦線を賑わせている六本木ヴァイスが、前IWGPタッグ王座チーム、G.O.Dと対戦。六本木ヴァイスは、この日、ジュニアとヘビーの枠を超えてIWGPタッグ王座に挑戦するヤングバックスをライバル視しており、この試合に勝って自分たちもヘビー級のベルトに挑戦したいと思っていても不思議ではない。一方、G.O.Dはこの試合を圧勝してブリスコ兄弟にリベンジしたいところだろう。

 第4試合もIWGPタッグ王座を狙っている裕二郎&オーエンズが登場。CHAOSの中軸である後藤&石井と対戦する。今年のG1では準優勝にまで駒を進めた後藤だが、G1後にはこれといってチャンスが与えられていない。ただ今シリーズの後藤は絶好調。「いまはプロレスが楽しくて仕方がない」という。またG1で結果を残せなかった石井も中邑真輔が退団後、正式なパートナーがいないこともあり、なかなか闘いの中心に入り難い状況にあることから、この二人が正式にタッグを結成し、IWGPタッグ戦線に入り込んでいったら面白いのではないだろうか。この試合の結果如何では化学反応を起こすかもしれない。

 第5試合は、9.25神戸大会でのIWGPインターコンチネンタル戦を控える、エルガンと内藤の前哨戦。9.17大田区大会でIWGPジュニア戦を行うKUSHIDAとBUSHIも再び顔を合わせることになる。また連日対戦している棚橋とSANADAの絡みは、次期シリーズにつながる可能性があるだけに見逃せない。

 第6試合ではアメリカではドル箱カードと呼ばれているカードが新日本マットで実現。IWGPジュニアタッグ王者チームが、IWGPタッグ王座に挑戦するのは初めてだが、ヤングバックスはアメリカでは体重差を全く感じさせない試合で、いろんなタッグタイトルを獲得しているだけに、史上初のIWGPタッグベルト二冠王も夢ではない。しかし、ブリスコ兄弟はここ数年のIWGPタッグ王者チームの中で最も強いのではないかという呼び声も高く、かなりハイレベルな試合が見られるのは間違いなさそうだ。

 第7試合ではこちらもジュニアのウィル・オスプレイが、アダム・コールが保持するROH世界王座に挑戦する。コールは先月ROHブルックリン大会で、前王者のジェイ・リーサル、棚橋、内藤と4WAYによるタイトル戦を行い防衛に成功している。オスプレイも11月にROHイギリス遠征への参加が決定しているだけに、大きな手土産を持って帰りたいところ。どんな試合になるのか予測不能なカードである。

 セミファイナルは、IWGPヘビー級王者オカダが、G1で敗れたファレとノンタイトルで対戦。もしオカダがまた敗れるようなことがあれば、今後の防衛ロードも修正を余儀なくされることになるのは確実で、1.4ドーム大会のメイン出場へ暗雲が立ちこめることになるため、きっちりとリベンジを果たして、メインの盟友YOSHI-HASHIにつなぎたい。

 メインイベントは、『G1クライマックス26』の覇者ケニーが、来年の1.4ドームでIWGPヘビー級王者に挑戦できる挑戦権利証をかけて、G1で敗れたYOSHI-HASHIの挑戦を受ける。YOSHI-HASHIは2011年の1.4ドーム大会でオカダとダブル凱旋試合と銘打ってシングル対決を行ったが、会場が全く沸かず、お互いに消化不良に終わった苦い想い出がある。それはオカダも同じ思いのようで、9.6栃木大会の試合後に、「このベルトをかけて、ドームでYOSHI-HASHIさんと試合をする」とマイクアピールをしている。YOSHI-HASHIにとって新日本マットでシングルのメインに立つのは今回が初めて。しかもビッグマッチでの抜擢と期待度は高い。しかし、命を削るような闘いでG1を制したケニーにとっても、新しい時代の構築に向けて、本格始動するこの試合を落とすわけにはいかない。そんなケニーをYOSHI-HASHIが連勝したら、これは本物だ。ケニーが同じ過ちを犯すとは考え難いが…。

(どら増田)
新日Times VOL.34

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