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元祖アキバ系パフォーマー FICEの 『私たちヲタクです』インディーズアイドルの台頭とアキバの関係

 今回は前回の続き的なお話。

 前回はインディーズアイドルとパソコンの普及の関係をお話したけれども、じゃぁなんでアキバがインディーズアイドルの拠点になったんでしょう。まぁ大きく言ってしまえばコアなアイドルファンはヲタクが多いから。メジャーなアイドルさんのファン自体がそもそもアキバに多いです。情報収集やファン同士のコミュニケーションにパソコン多用する人も多いですしね。あとイベントスペースがアキバに集中しているのは大きいと思います。

 アキバではイベントスペースを持っている電気屋さんが少なくなく、そこで毎日たくさんのサイン会や握手会、レコ発ライブが開催されています。アキバ以外のCD店でももちろんこの手のイベントはあるけど、こういうショップが1カ所に集中しているというのは珍しいです。だからアイドルを追いかけていると自然にアキバに足を運ぶ機会も多くなります。そしてアキバのショップのイベントスペースは比較的インディーズアイドルさんにも敷居が低い。だから活動しやすいんですね。CDショップもアキバではイディーズアイドルを扱ってくれやすいです。普通ならまず流通にのせないと扱ってもらえません。そしてたとえ流通にのせても知られてないとショップさんからはなかなか発注してもらえないです。

 でもアキバには新人発掘マニアやマイナーアーティスト好きが多いので、お店によってはインディーズアイドル専門コーナーがあったりします。下北沢にインディーズパンクバンドのCD扱うお店が多かったりするのと同じ理屈ですよね。ただアキバはもっと特殊。アキバのCD店さえ扱ってくれないくらいのマイナーアーティストでも簡単にCDを置けるお店があるんです。それが「同人ショップ」、つまり自費出版専門店です。これがアキバにはたくさんありす。専門店じゃなくても同人コーナーというフロアがよく設置されています。ここならば法律(児童ポルノ法とか)にひっかかるものじゃなければたいてい委託というかたちで扱ってもらえます。よその街にはほとんどない文化ですよね。さらに、この同人ショップの出張型的イベント「同人即売会」というのがあります。これは開催場所はまちまちですが、作品を作りたいヲタクと買いたいヲタクが大集合するのでびっくりするほど売れちゃうこともあります。これの一番有名なのが「コミックマーケット」…通称「コミケ」。きいたことある方もいますよね。そして「コミケ」はどちらかというと本メインですが、音楽専門で「M3」というイベントがあったりします。

 こんなふうに自分を露出するチャンス、自分の作品を露出るするチャンスがアキバにはたくさんあるわけで、だからアイドルやアーティストを目指す人たちがアキバに集結するんですね。夢と現実の距離が近い街なんです。
 現実の規模は本人の努力と才能次第ですけど(笑)

<プロフィール>
FICE(ファイス) 完全人型アンドロイド(2001年2月製造、FIRE(炎)+ICE(氷)=FICE)のアニメビジュアルパフォーマンスユニット。
アキバを中心にオリジナルCDを引っさげてパフォーマンス活動によって 人々の心の平和とどこからともなく現れる敵から街の平和を守ってます。近年では、ライブハウスでの活動がメインとなり、2007年は年間201本達成と活躍中。

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