search
とじる
トップ > 社会 > 愛知県岡崎市発! 受験生の「トイレの神様」

愛知県岡崎市発! 受験生の「トイレの神様」

 学問の神様として知られる菅原道真公を祀った岩津天満宮(愛知県岡崎市岩津町)は受験シーズンになると、遠方からも多くの参拝者が訪れる。多くの受験生たちは絵馬に「第1志望の学校に合格できますように」と合格祈願し、境内の絵馬掛け所に奉納する。昨今では「内定がとれますように」と、就職活動中の大学生が書いた絵馬も見られる。受験シーズンには絵馬の奉納枚数は約2万枚になる。

 岩津天満宮は通称「岩津天神」、「芭蕉天満宮」とも呼ばれており、宝暦9年(1759)に信光明寺第22代の一誉が、伊豆国の芭蕉天神ないし、相模国の荏柄天神を愛知県岡崎市に勧請した。毎月15、16、22日には進学祈願大祭が行われる。

 今年、岩津天満宮の境内にある高さ1m、幅80cmの小さな神社が注目を浴びている。この神社は「厠(かわや)神社」といい、2008年頃に参拝者用トイレを整備した際、トイレの入り口付近に建立された。厠(便所)は大事な場で、古くから厠の神様の信仰が各地にあり、まさに「トイレの神様」である。2010年、植村花菜の『トイレの神様』がヒットした影響で、問い合わせも増え、厠神社へ受験生以外の参拝者も目立っている。

 祭神は木華開耶姫命(このはなさくやひめ)、埴安姫神(はにやすひめのかみ)、弥都波能売神(みずはのめのかみ)のいずれも女性の神様が祀られている。ご利益は子授けや安産が有るが、「べっぴんさん」になれるかどうかは定かではない。

(写真:「岩津天満宮内厠神社」愛知県岡崎市岩津町字東山53)

(「三州の河の住人」皆月 斜 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ