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金持ちすぎる知名度ゼロのお笑い芸人たち

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前田けゑ

 テレビでおなじみの芸人ではないにもかかわらず、一流芸能人以上に優雅な生活を送っている者がいる。気になる収入源は、おもに肉親だ。しかし、オスカープロモーションに所属する、芸歴8年の前田けゑの場合は、毛色が違う。実祖母の友人である資産家の養子になって、15億円もの資産を相続したからだ。

 その相続金を、マンションや賃貸ビル、飲食店などの運用費に充て、現在は実業家の肩書きも持つ前田。元来パーティー好きで、断ることなくいろんな場に顔を出したことで、有名な漫画家と知り合いになった。そのうちの1人から、「映画を作りたい」といわれたため、好きな漫画家を集めた極道映画『龍帝』を制作してしまった。

 昨年10月に公開された同作には、個人スポンサーである自分も、組長役で出演。メインキャストの漫画家はノーギャラだが、『仮面ライダー』の山田ゴロ、『ブラック・エンジェルズ』の平松伸二、『ゴッドサイダー』の巻来功士ほか、一流の先生方が名を連ねた。

 そんな前田が現在住んでいるのは、眺望抜群の東京・新宿のタワーマンションの20階。2LDKで、家賃は40万円だとか。

 いっぽう、松竹芸能に所属する、芸歴9年のカモシダせぶんは、親がサラリーマン。しかし、小田急線の7駅をまたぐ土地の所有者だ。父方の祖父が、地元で代々続く大地主。ピーク時には、登戸駅から柿生駅までが一族のものだった。

 それだけではない。母方の祖母は、ウォルト・ディズニーの夫人と友人。祖母はもともと海外勤務で、ホームステイしていた先が、ディズニーの秘書の邸宅。日本に帰国する際には、ディズニー、夫人、秘書の4人で会食し、直筆のセル画をプレゼントされている。のみならず、娘2人の養育費として、ディズニーの株券までもらっている。

 芸歴わずか1年の、ワタナベエンターテインメントに所属する、どんぐりパワーズ・ミナコは、父が北海道十勝の建設会社社長。札幌に別宅もあり、実家の間取りは11LDK。庭には祖父の等身大の銅像があり、自動ドアもあるセレブ芸人だ。小学生のときのお年玉は、まさかの30万円。都内世田谷区に、親が3,000万円で購入したマンションがあり、現在はそこでひとり暮らし。ぽっちゃり系の女性漫才コンビ。芸人としての道は険しそうだが。

 縁に助けられた者、血筋が金持ちだった者。売れない芸人のあれこれ。ここまで来ると、嫉妬の気持ちすら抱けない?

*画像は前田けゑinstagramから

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