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桜塚やっくんが徹底抗戦する理由

 酒に酔った女性を乱暴したとして準強姦(ごうかん)の容疑で24日に警視庁に書類送検されたタレント桜塚やっくん(本名・斎藤恭央)だが、25日深夜に本人がブログで「事実無根」と無罪を主張。さらに、同日夜、担当弁護士がマスコミ各社にファクスを送付し同様に否定した。

 桜塚が書類送検された情報は24日の夕方に流れたが、同日、桜塚は都内でバンド「美女♂men Vlossom」のメンバーとしてライブに登場していた。
 「一報を聞きつけてライブ会場には報道陣が集まったが、桜塚は裏口から車で“逃走”。イベント関係者を通じて『報道は事実。示談は成立している。何で、今の時期(に書類送検)なのか分からない』などとコメントしていたが、翌25日になると一転、容疑も示談していたことも否定した」(ワイドショー関係者)

 とはいえ、この件をめぐっては、具体的な事件の詳細も漏れ聞こえているという。
 「捜査関係者からの情報をとして流れた話をまとめると、事件が起こったのは昨年7月31日の午前3時から5時の間。前日から桜塚は東京・江東区のホテルのスイートルームで被害者とされている有名私大在学中の20代の女性も含めた男女6人ずつの計12人で合コンしていた。合コンを企画したのは被害者の同級生や姉で大いに盛り上がっていたはず。ところが、被害者の女性は警察に『シャンパンを数杯飲んだり、嘔吐したり意識がもうろうとした』、『気がついたら下着が脱がされた状態でベッドの上だった』などベッドルームでセックスを強要されたとして被害届を提出。桜塚は『同意を確認しなかった自分が悪い』と容疑を認め示談したという。さすがに、この話が“ねつ造”されたとは思えないのだが…」(社会部記者)

 ところが、桜塚の担当弁護士はマスコミ各社にファクスを送り、「容疑を認めたという事実も一切ありませんし、容疑を認めて被害者と示談したという事実もありません」と桜塚本人と同じく事実関係を否定。さらに「このたび誤報道がなされ、当人の名誉は大きく毀損(きそん)されてしまいました。警視庁に対して虚偽の情報漏えいを行った捜査関係者なる者の特定を要請し、特定され次第、捜査関係者に対して法的責任を追及する予定でおります」と法的措置も辞さない構え。同じ書面を警視庁にも送付したというのだ。

 あくまでも徹底抗戦の構えをみせる桜塚だが、これには理由があったという。
 「桜塚は大手芸能プロを昨年9月末で退社し個人事務所を設立して独立した。ところが、やっていくうちに個人事務所での限界を悟り、再び芸能プロ入りを模索していたところ、ある芸能プロが引き受けることになり、今週中に正式契約を交わす予定だった。ところが、今回の事件で白紙になってしまったため、桜塚にとっての損害も大きい。自らが“シロ”であることを証明して、その事務所と話し合い、再び契約にこぎつけたいのでただじゃ引き下がれない」(芸能記者)

 今回の件でがけっぷちに追い込まれた桜塚にとってはタレント生命をかけた戦いとなりそうだが、「そのうち、どこかの週刊誌あたりが被害者の女性をつかまえて事件のことを告白させるだろうが、そうなったらかなり不利な状況に追い込まれるだろう」(同)というだけに、今後の展開が注目される。

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