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芸能界を席巻する鉄道オタクブーム

 昔に比べ自ら「オタク」と名乗る芸能人が増えてきた。

 そんな彼らの先駆けとなった存在がいわゆる「鉄道オタク」。「鉄道」は世間でもかなりポピュラーな趣味ではあるが、そこはお金と人間関係に強い芸能人。一般人とはスケールの違う「鉄ちゃん」っぷりを披露している。

 鉄道オタクと聞いて真っ先に思い浮かぶ芸能人といえばやはりタモリの存在は見逃せないであろう。タモリの趣味が色濃く出る『タモリ倶楽部』では年に10回近くの鉄道企画を行い、番組内で「タモリ電車クラブ」を発足させるなど芸能界における鉄オタの顔的存在になっている。そんなタモリの好きな鉄道ジャンルはズバリ「線路」だという。分岐点の造形、列車が通過する際の軋む音が大好きなのだという。ちなみに「線路オタク」は鉄オタの中でも特に珍しいタイプなのだという。ひたすらに我を行くタモリらしい絶妙な趣味である。
 「タモリ電車クラブ」にはアカペラボーカルグループ、RAGFAIRの土屋礼央も在籍している。土屋は自ら『タモリ倶楽部』に出演希望のハガキを 出し己の鉄オタっぷりを積極的にアピールしていたのはファンにはお馴染みのエピソードである。
 積極的にアピールしていたといえば、気象予報士・俳優の石原良純は一時期、バラエティ番組で鉄オタキャラを前面に押し出していた。天気図記号はあまり読めない代わりに鉄道知識は完璧!というなんとも頼りないアピールではあったが…。
 ちなみにあまりオタクっぽさを見せないがフジテレビの笠井信輔アナウンサーも実は鉄道マニア。笠井アナは休日、息子達を連れて鉄道旅行に出かけたり、今年の7月には被災した三陸鉄道支援CDにボランティアで参加していた。

 さて、ここまでいくつか芸能人の鉄オタ事情を紹介してきたが、「鉄道好き」を公言したことにより自身の芸能活動に大きな影響を与えた人物がいた。それは今年の7月に惜しくも亡くなった俳優・原田芳雄である。『タモリ倶楽部』の鉄道回には必ずといっていいほど参加し、あの強面からは想像も出来ないような笑顔で鉄道に触れていた姿は多くのファンを作った。「タモリ電車クラブ」では栄えある「ゴールド会員」の会員証を貰っている。
 もともと野獣的な演技、ハードボイルドさが売りだった原田芳雄はバラエティが嫌いだったがタモリ倶楽部への出演がきっかけで 他の番組にも出演するようになり若い世代にも知名度をあげた。告別式ではオールドファンに紛れ、鉄道ファンの慰問も少なくなかったという。
 原田芳雄亡きあと、「タモリ電車クラブ」はどうなるのか気になるところではあるが、鉄道を介した芸能人同士の交流はなんとも微笑ましいものである。

 芸能人はなぜ鉄道マニアが多いのか? 考えてみれば、芸能人は芸能界という世界をあてもなく旅をする旅人のようなもの。だからこそ芸能人は鉄道に哀愁を感じているのかも知れない。
 だからたとえ、ローカル線で有名人に遭遇してもなるべくそっとしておいてあげよう!

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