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AKB報道 それぞれの事情

 AKB48の勢いが止まらない。総選挙後から各メディアでも引っ張りだこ。「ちょっと前までは、出版社や新聞社に向けてドサ周り、取材にいけば“どうぞどうぞ”と揉み手して迎えてくれたのがウソのようです」と語るのは夕刊紙記者だ。

 もちろん人気が出れば、スキャンダルも増える。現在、“AKBの天敵”として唯一といっていいポジションを得ているのは週刊文春。今年2月にAKB48の運営会社のX氏とメンバーの篠田麻里子の“不適切な関係”を報じ、最近では秋元才加とマルチクリエイターの広井王子氏の“お泊まりデート”を報じている。ただ、他の週刊誌などは完全に沈黙するスタンスだ。
 「AKBのグラビアを載せただけで、売り上げが伸びる。これは確固たるデータとしてでています。いつネタになるかわからないスキャンダルを追うよりも、手っ取り早く売り上げが伸びるグラビアを載せ、スキャンダルには沈黙するスタンスですね」(週刊誌記者)

 週刊文春は、そもそもグラビアで勝負する雑誌ではない。なのでAKBネタはスキャンダルでしかムリ。ただ、なんとかAKB人気にあやかりたい。そこでスキャンダルを報じているとも言われている。「結局はAKB人気に乗っかってる感じですね」(週刊誌記者)。ただ、このスタンスの雑誌が週刊文春しかないので、「AKBネタの話になれば、“それ、週刊文春に持っていこうよ、うちじゃできないから”ってよく話していますよ」とのこと。

 ちなみに、女性週刊誌はどうなのか。「女性週刊誌の読者は基本的に、AKBに興味がない層、何かの事情で報じないのではなく、そもそもあまり興味がないようです」(週刊誌記者)

 今後もスキャンダルネタは週刊文春に期待するしかなさそうだ。

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