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レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第63回>

 毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第63回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。

◇今週のこの1枚◇ローリング・ストーンズ「Some Girls」(1978年/Atlantic)

 ストーンズの素晴らしいアルバムを挙げたら、きりがないので、多感な中学、高校の頃のリアルタイムでしかもサウンドの変化が分かりやすいアルバムを選びました。

 ストーンズが誕生した頃のイギリスでは、コピーバンドが当たり前で、アメリカのまだあまり知られていない曲を素早くキャッチしてコピーすることがステータスだったらしいです。だから情報の早いロンドンと港町で独自のルートで情報が入ってきたリバプールでローリング・ストーンズ、ビートルズという2大バンドが生まれたのでしょう。半分をオリジナルでやっていたビートルズにストーンズも影響を受けます。「I Wanna Be Your Man」を初めてのオリジナルとしてビートルズから貰ったのは、有名な話です。それからは、互いに切磋琢磨し、世界のスーパースターになる訳ですが、音楽が時代時代で変化していく中、ストーンズの場合は、rhythm and bluesを基調としながら、その時代に流行しているサウンドを取り入れてきました。このアルバムでは、時代背景として、ロッド・スチュワートの「Da Ya Think I'm Sexy?」などのディスコサウンド寄りのrockが流行していて、ストーンズもその辺をうまく融合させています。それは1曲目の「Miss You」に顕著に出ています。まぁ今聴くと、それでも全然rockですけどね。

 その当初、ストーンズを聴いていた人は、先輩とか大人びた人が聴いていて、なんか違う聖域みたいに子どもながら感じていました。それでも「Miss You」だけは、ミック・ジャガーがファルセットで歌っている特殊な曲ですが、なんか不思議な感じがして、大好きな曲でした。アルバムのジャケットもかっこよかったなぁ。

 それから先もdubサウンドを採り入れたり、時代の早い耳で常に世界の音楽をリードしてきたローリング・ストーンズですが、どこから入門しても面白いと思います。ちなみに、初来日のストーンズの公演は6回行きました。

■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html

■2012/1/15(SUN)
「251presents〜MIX? PHONEMICS!」
at 下北沢「CLUB251」
MAGUMI AND THE BREATHLESS
SDR
ジ・アジナーズ
OPEN 18:30 / START 19:00
前売¥3,000 当日¥3,500 (税込/DRINK別)
ticket:
251→12/15
ローソン→12/15[L:]
イープラス→12/15
info 下北沢「club251」http://www.club251.com

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