「親や兄弟は、たかじんの遺骨すら見ていないそうです。母親は葬儀にも呼ばれていないのですが、そもそも親族はS子さんとはほとんど面識がなく、連絡先どころか名前すら知らないという関係のようです」(女性誌記者)
S子さんに不信感を抱いているのは親族だけではない。生前、たかじんと仕事や酒を通じて交流のあった親しい知人たちからも、S子さんの言動に対しては不満の声が上がっている。
火葬の後の葬儀も故人の強い意志によりひっそりと密葬で行われたというが、たかじんといえば、大阪の繁華街・北新地のクラブ街をこよなく愛し、数々の伝説を持っていた人物。これだけでは、あまりに寂しいところだ。
そこで、たかじんを偲ぶ友人・知人たちが、北新地のクラブ全店を貸し切って『お別れの会』をやろうという計画も持ち上がっていたのだが、これもS子さんの反対で頓挫してしまったという。
「追悼番組も含めて、すべてS子さんの許可がないとコトが運べない。北新地のクラブでのお別れ会も“金がかかるから”という理由で許可が出ませんでした」(読売テレビ関係者)
在阪テレビ局が絡んだ追悼番組の映像使用に関しても細かい条件がつけられたという話も流れている。
さらにここにきて、遺産を巡って未亡人のS子さんとたかじんの一人娘の確執も懸念されている。
「関西のスターで、年間のギャラは2億円はくだらなかったはずで、遺産も数億円単位になるはずです。この遺産はS子さんとたかじんの一人娘で分配されることになりますが、S子さんは金にはシビアすぎるほどシビアな性格ですからね。それに加えてS子さんには“お別れ会”の放送権料や、莫大な香典も入るはず。一人娘と揉めて、たかじんの顔に泥を塗らなければいいかと心配しているんです」(前出・在阪テレビ関係者)
生前のたかじんは、「偲ぶ会をやるなら、じめじめせず楽しく派手にやってほしい」と言っていたという。草葉の陰でたかじんはどう見ているのか。