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噂の深層 『FLASH』がオヤジ雑誌に仲間入り

 写真を全面に押し出した分かりやすいスタイルと、新聞・テレビを出しぬくスクープを連発し、80年代に世間の注目の的となった写真週刊誌。

 時に過激なスクープ合戦がプライバシーの侵害との非難の声も浴びたが、政治家や芸能人らの“つくってない”真の姿を見たいと望む読者の指示を得て、全盛期には売り上げを飛躍的に伸ばした。そんな写真週刊誌も、現在では講談社の『FRIDAY』と光文社の『FLASH』の2誌のみが発行されるに至っている。

 その『FLASH』が最近変わったと業界内で話題だ。何が変わったかというと、対象とする読者層を活字世代向けに大きくシフトさせたのだ。

 「週刊誌は大きく分けて二つに分類されます。一つは、60代〜70代の読者層が主な『週刊文春』『週刊新潮』などの“オヤジ系”雑誌。反対に20代〜30代の若者に向けた雑誌が『FRIDAY』や『SPA!』など。『FLASH』もいままではどちらかというと若者向けの雑誌だったのですが…」(週刊誌カメラマン)

 試しに同誌10月8日号を開いてみれば、「“中学生時代”が最大の好機! 悦楽の『同窓会SEX』」という特集が目に飛び込んできた。内容は45歳から55歳の男性が、同窓会で再開した当時の同級生とその後SEXに発展した経験を集めたというもの。『週刊現代』が始めてバカ売れし、その後、業界最大手の『週刊文春』までもがマネした“熟年SEX”特集そのものだ。

 「ここ数年元気がなかった『FLASH』ですが最近、編集長が交代。新しい編集長は記者らの前で『今の世の中、雑誌を買うのは50代・60代だけ。今後は50代・60代の気持ちが分からない人は辞めてもらって構わない』と宣言したそうですよ。これからどんな内容になっていくのか要注目ですね」(同)

 写真週刊誌を救うのはやはり全盛期を知る活字世代なのだろうか。(明大昭平)

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