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クリスマスの聖夜…追われた「一つ目小僧」が街中に登場した!?

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画像はイメージです。

 右の写真は山口敏太郎事務所の関係者が東京都の多摩地方の某所で撮影した街の写真である。

 具体的な撮影時期は不明だが、サンタクロースの格好をした女性や光るペンギンのモニュメントがあるため、クリスマス前後の寒い時期かと思われる。

 綺麗なモニュメントが目をひく実に楽しげな一枚であるが、この写真はなんと「妖怪」の姿が写っているのでは? と指摘されている写真なのである。

 写真上部の窓奥をご覧いただきたい。買い物途中なのか、数人の男女が非常に楽しそうに並んでいる。

 都合、5人ほど並んでいるように見えるが、真ん中の人物にご注目いただきたい。

 ひとりだけ全身肌色の奇妙な人物が並んでいるのにお気づきいただけるだろうか。

 身長は他の人物と同じくらいであるが、手足が見受けられない点を含めあまり人間らしくない。しかもこの人物は頭に傘のようなものをかぶっており、下半身にはなにやらタスキのようなものを降ろしているように見える。また、顔は不鮮明ではあるが中央に巨大な目のようなものも見える。

 季節がクリスマスのため、クリスマスツリーなどの装飾品のひとつが偶然このように見えるとも考えられるが、全体肌色で人間と同サイズの装飾品が店頭に配置してあったとはさすがに考えづらい。

 これら特徴から考えるにこの写真に写った人物はかの有名な妖怪「一つ目小僧」ではないか、いう仮説が立てられると思う。

 一つ目小僧は坊主頭の修業中のお坊さんの姿をした妖怪で、子供の姿をした可愛らしいルックスということもあり幅広く日本人に愛されている妖怪の代表格である。悪さはとくにせず、突然人の前に出て驚かす程度であるという。

 一般的にはお坊さんの姿をしたものが馴染み深いが、今回のように傘とタスキを纏った一つ目小僧の姿も古くからイラスト化されている。今回は参考用に一つ目小僧のバージョン違いとされる「した出し小僧のとうふなめ」という有名な妖怪画もご用意させていただいた。豆腐こそ持ってはいないが、特徴は今回撮影された写真とほぼ同じであることがわかる。

 また、偶然か否かこの写真が撮影されたほど近い多摩市の鑓水(やりみず)は古くから「一つ目小僧伝説」が残っている場所でもある。

  毎年12月8日、鑓水には一つ目小僧が来る日とされ、家の表に竹で編んだ籠を吊るすとイタズラに現れた一つ目小僧を追い払えるとされる伝統行事があるのだ。

 今回、一つ目小僧が現れたのはクリスマス前後であり、12月8日の「一つ目小僧伝説」と合致している。

 果たして、この怪人物の正体は追い払われて行き場を失い、街中で脅かす人を探していた悲しい一つ目小僧だったのだろうか。

 せつなく恐ろしく、どことなく和やかな雰囲気も漂うこの写真。あなたも街中で「妖怪・一つ目小僧」に出会ったらぜひ驚いてあげよう。

(穂積昭雪 山口敏太郎事務所)

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