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元阪神・掛布氏、同僚バースの秘密を暴露? 伝説の“バックスクリーン3連発”、明かされた24年前のエピソードに反響

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掛布雅之氏

 元阪神・掛布雅之氏が12月15日、元大洋・高木豊氏のユーチューブ動画に出演。自身もその一端を担った、1985年の“バックスクリーン3連発”について語った。

 前年の1984年を含め3度の本塁打王を獲得した絶対的な4番打者であり、阪神ファンからも“ミスター・タイガース”と呼ばれるほどの人気を博していた当時プロ12年目の掛布氏。3番・バース、5番・岡田彰布と共に巨人・槇原寛己から3者連続本塁打を放った1985年4月17日の巨人戦は、同年にリーグ優勝・日本一を果たしたチームの戦いを象徴する試合として今もなお多くのプロ野球ファンの間で語り継がれている。

 高木氏のチャンネル視聴者から「3者連続本塁打の時はどのような心境だったのか」という質問を受けた掛布氏は、本題に入る前の前置きとして“バースは本塁打を打つ第4打席の前まで絶不調だった”、“バースの第2打席、槇原は普段あまり用いないシュートを投げ併殺を奪った”、“阪神サイドは槇原の持ち球にシュートがあることを知らなかった”という情報を披露。

 その上で、「(第2打席と)同じシュートを投げたんだけど、バースの右足が一歩踏み込んでた」、「バースは前の打席の残像だとか、組み立てだとか(から球筋を読んでいたと思う)。すごく頭のいい打者だったから」と、不調のバースがあの場面で本塁打を打てた理由を分析した。

 続けて、自身が放った2発目について「センターフライだと思った、打った感じは」と語った掛布氏は、「打席に入った時に『冷静に勝負しよう』と思った。あまり初球からは打ちにいかずに、槇原くんと阪神の4番として一対一の勝負を挑もう」と、バースが打った勢いに便乗することはせず、個人としてのプライドに従って槇原と対峙していたことを告白。

 また、槇原はその後の岡田にスライダーを打たれるが、掛布氏は「僕がストレートを(バックスクリーンに)運んだから頭が真っ白になって、その後の岡田にスライダー。(でも)岡田に投げたスライダーは覚えていないんだって」と、掛布氏に打たれた直後からの記憶がないと槇原本人が語っていたことも明かした。

 「いまだに阪神ファンの方たちはすごく喜んでくれる」と、この3連発を今でも語り継いでいる阪神ファンに感謝した掛布氏。一方で「あの3連発が忘れられるような阪神の優勝が、そろそろないといけないなと思うよね」と、1985年を最後にチームが日本一を勝ち取っていないことに寂しさを漂わせていた。

 この他にも掛布氏は、西武と戦った1985年の日本シリーズの内幕や、長島茂雄氏から電話越しに助言をもらったエピソードなどについて動画内で言及している。

 今回の動画を受け、ネット上のファンからは「槇原がシュート投げてたのは知らなかった」、「リアルタイムで見てたけど、確かにあの時の槇原は顔面蒼白だった」、「映像は今でもよくテレビで流れるけど、当事者本人が当時を語るのは珍しい気がする」、「話面白いしまだまだネタありそうだから、今後も暇なときはユーチューブ出てほしいなあ」といった反応が多数寄せられている。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ

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