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レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第35回>

 毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第35回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。

◇今週のこの1枚◇デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ「Searching for the Young Soul Rebels」(1982年/EMI Records)

 オープニングが、ラジオのチューニングをしながら、ディープ・パープル、ピストルズ、スペシャルズの曲が次々と流れ、“燃やしてしまえ”というボーカルのケビン・ローランドの言葉から始まり、軽快なトロンボーンの演奏が始まる。衝撃のまさにnew waveの暴れん坊です。

 ケビン・ローランドは、ミュージシャンにありがちな、けっこう気難しい人みたいで、レコード会社と揉めては、レコードのマスターテープを盗みに入り、問題になったり、素行も荒かったらしいです。そんなこともあり、アルバムのメンバーは、その時々で違います。このバンドで一番ヒットした曲は、「Come On Eileen」というアメリカのビルボードチャートでNo.1になったシングルがありますが、この曲は2ndアルバム「Too-Rye-Ay」に入っていて、このアルバムには入っていません。しかしながら、それを差っ引いても、この1stアルバムの全体の荒々しさや、曲のインパクト、時代の幕開けのような存在感が素晴らしいです。イギリスのチャートでは、モッズ族のアイドルだった黒人soulシンガー、ジーノ・ワシントンを歌った「Geno」というシングルが一足速くNo.1ヒットとなりました。この曲が今でも粋な感じがして、痺れるんだよね。この他にも、先ほどのオープニングの「Burn It Down」も名曲です。

 編成も面白く、ホーン隊がいたり、バイオリンがいたり、バンジョーがいたりもします。全員がオーバーオールを着ていたのもインパクトがありました。昔、府中に住んでいた頃、ロンドンナイトの大貫憲章さんが、自由が丘の「バナナトリップ」というバーで毎週DJをしていて、よく遊びに行っていましたが、私のその時の記憶のテーマソングが、まさしくこのアルバムです。レピッシュ自体としても強い影響を受けました。

■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html

アルバム「delight」シングル「壮快Bamboo Blues」シングル「Feelings」(2011年/Backyard、タワーレコード限定発売)
http://tower.jp/artist/1906654/MAGUMI-AND-THE-BREATHLESS

■2011/07/03(SUN)
Freak8周年スペシャル「二丁目Night!! バンドバージョン」
MAGUMI AND THE BREATHLESS
木村世治(from hurdy gurdy/Pale Green/ZEPPET STORE)
RYOJI&THE LAST CHORDS
<OPENING ACT>S.H.E
<DJ>ナガトミリュウスケ(ウィーウィーマーフィー)
<ART>k:soul:y
OPEN18:00/START18:30
adv¥2,500/door¥3,000
オールスタンディング(整理番号あり)
新宿Live Freak
http://www.live-freak.com/

■2011/08/05(FRI)
「Electric Discharge」
MAGUMI AND THE BREATHLESS ワンマンライブ at 下北沢CLUB251
OPEN18:30/START19:00
adv¥3,500/door¥4,000(+D)
下北沢CLUB251
http://www.club251.com

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