search
とじる
トップ > その他 > 専門医に聞け! Q&A 昔から、体が硬い人は長生きできない

専門医に聞け! Q&A 昔から、体が硬い人は長生きできない

 Q:きれいな血液が順調に流れ、血管が丈夫であることが健康を守る条件と聞きました。そのためには普段、何をどうすればよいでしょうか。アドバイスをお願いします。(44歳、スーパーマーケット勤務)

 A:きれいな血液と丈夫な血管は、健康を維持・増進し、病気を予防する大事な要因に違いありません。
 ドロドロした血液は流れが悪いし、血栓(血液の塊)ができやすく、血管が切れやすいもの。その血栓によって細い血管が詰まり、梗塞を引き起こします。また、血管が切れると、脳出血などを起こします。
 血液や血管の問題が原因となって起こる代表的な病気が、虚血性心疾患や脳卒中です。下肢の静脈血栓症や静脈瘤も、同じ原因です。さらには、がんも血液の巡りが悪く、滞っているところに発生します。
 対策は、ミクロともいえる日々の事柄と、マクロの生き方に分けられます。

●バランスのよい食事とストレッチ
 日々の事では、食事が大きな役割を持っています。きれいな血液が順調に巡るのに適した食事は、いわゆる和食で、栄養のバランスがとれています。ただし、食べ過ぎないように注意を。
 運動もお勧めですが、短時間でも緊張を強いられるものは不向きです。理由は、筋肉を硬くするため。むしろ、ストレッチやヨガの方が最適でしょう。
 筋肉、腱、血管をゆっくり伸縮させることがよいのです。それらの器官が柔軟性を増すためで、昔から、体が硬い人は長生きできないといわれています。
 ストレッチやヨガには、自律神経を安定させる効果もあります。自分の意思とは関係なく働くこの神経のバランスがとれていることも、血液と血管を健康に保つ条件です。

●保養の習慣の勧め
 私たちは日々、ストレスにさらされています。特に仕事中は、同じ姿勢を保ち続けます。ストレッチやヨガは、それら心身のストレスを解放してくれます。
 マクロの観点では、私たち日本人はもっとゆったりとした生活を心がけるべきでしょう。休養が求められますが、休むのが週に1日程度の生活では十分ではないはずです。
 ヨーロッパの人たちは夏期に長い休養をとります。ドイツには、保養(クァー)という習慣もあります。日本のビジネスマンも、長期間の休暇を定期的にとるようにして、保養に努めるべきではないでしょうか。
 日本の社会や会社はそういう仕組みになっていません。しかし、健康に暮らしたいと思うなら、まずは個人レベルでも、そういう生活を目指してください。

岡田研吉氏(玉川学園・岡田医院院長)
東邦大学医学部卒。ドイツ留学中に東洋医学に関心を持ち、帰国後、国立東静病院で漢方を学ぶ。独自の漢方処方で生活習慣病に成果を上げている。著書『さらさら血液が長生きの秘訣』など多数。

その他→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

その他→

もっと見る→

注目タグ