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夏はDVDレコーダーの敵!?

 それはある日のこと、突然録画した番組のDVDダビングが失敗。ディスクは読み込めない上に、コンテンツはコピーワンス(一回のみダビング可)のものであるため、ダビングのやり直しも出来ない。最悪の状態である。とうとうレコーダーにも寿命が来てしまったのだろうか?

 検査してみてもらったところ、機械類に目立った異常は見受けられないという。そんなバカな…!? 機械に異常なくして何故、こうしたエラーが起きたのだろう? 詳しくメーカーにお話を伺った。

 夏場においてDVDレコーダーを使用する際に、冷房などで冷やされた部屋に急に暖かい外気が入り込むことによって、機械のレンズ部などに結露が発生する恐れがあるという。つまり、キンキンに冷やした部屋に人の出入りなどで、温かい外気が入ってくるとレコーダーに異常を起こす可能性が非常に高いということなのである。
 夏場はDVDレコーダーにとって天敵なのだ。

 もうひとつの問題点は、「ダビング10」や「コピーワンス」などのダビング制限だ。特に問題視されているのが「ダビング10」で、こちらは民放は勿論、無料放送全てにかけられている。デジタル放送に対して、こんな規制を行っているのは世界広しと言えども“日本だけ”である。
 2008年7月の改正までは、地上派デジタルやBSデジタル等も含め全ての放送が「コピーワンス」だった始末で、ありとあらゆる番組のダビング作業がヒヤヒヤものであった。
 四季を織り成し、湿度も高い日本の風土と、この別の意味で日本特有である「ダビング制限」の相乗効果はまさしくDVDレコーダーにとって大敵である。

 皆さんも夏場のDVDへの番組のダビングは重々気をつけてほしい。ディスク盤面に書き込まれているはずなのに読めない。なおかつ、番組もHDDから消えてしまった、といった症状は最悪この上ないものである。

(小野寺浩 山口敏太郎事務所)

【参照】山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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