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中田久美監督を救え! ママさん荒木絵里香が自らをムチ打つド根性浪花節

 女子バレーボール・ママさんプレーヤー荒木絵里香が再び日の丸をつけて臨む。東京五輪へ向けた第一歩として、9月5日から開催されたワールドグランドチャンピオンズカップは、韓国以外、すべて格上。苦しい戦いが続いたが、鬼のスケバン・中田久美監督(52)が一目を置いた選手が33歳の荒木絵里香。
 「銅メダルを獲得したロンドン五輪のメンバーで、当時は主将でした。その後、結婚と出産が重なりセミリタイア状態でしたが、ド根性で代表に返り咲いたのです」(体協詰め記者)

 荒木は木村沙織、迫田さおりなど、実力派揃いの東レ・アローズに在籍していた。ロンドン五輪イヤーの'12〜'13年シーズンは、スパイク、ブロック、サーブの個人タイトル三冠王に輝き、敢闘賞、ベスト6賞にも選ばれたが、'13年10月に結婚&出産のため退団。リーグ昇格を果たしたばかりの弱小チームで再スタートを切って以後、その努力は半端なく凄い。
 「夜は子どもを寝かしつけ、ダンナの夕食を作ってからランニングへ。明け方も朝食の支度前にまた走り込み、昼間も子どもの脇でスクワットをするなど、1分1秒を惜しんで練習を積み重ねてきたといいます」(同)

 それについて中田監督は「代表合流後に人づてに聞かされた」というから、情ではなく本当に“必要な戦力”と捉えたのだろう。
 「“木村ロス”後の代表を引き継いだ中田監督は、新しい中核選手の発掘も課せられていました。荒木はそこに割って入ってきたわけです。代表合宿で若手が練習に音を上げそうになると、中田監督は『ああぁん!?』と聞き直し威圧する。それに萎縮する選手へのフォロー役もしていました」(同)

 荒木は時に、若手の憧れでもある木村の話も聞かせた。年齢が近いため「お互いにババアと呼び合っていた」と笑わせ、「でも、木村はね…」と、陰で努力していたことを伝えることも忘れないという。
 「自身も代表再合流に向け、本来のミドルだけではなく、レフトやライトの練習もしていましたよ」(関係者)

 海外ではママさんプレーヤーの活躍は珍しくないが、日本では少ない。今後もド根性をハートに刻んだ荒木がスケバン監督を救うか。
 「ババアなんかじゃないよ」
 ママさん荒木絵里香が自らをムチ打つド根性浪花節だ〜い。

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