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【連載】「ミカエル・コバタの沖縄あれこれ」第5回〜沖縄県唯一の電車・那覇ゆいレール

 ハイサイ!
 皆さん、沖縄県には鉄道がないと思っている方も多いと思います。そんなことはありません! 03年8月に沖縄都市モノレール(通称:ゆいレール)が開業しました。最近、沖縄に行かれていない方はご存じないかもしれませんね。

 ゆいレールが走っているのは、那覇空港駅から首里駅までの12.9キロ(所要27分)で全15駅。イメージ的には那覇の中心部を走っているという感じです。那覇市内の観光であれば、おおむねゆいレールで回れます。奥武山(おうのやま)公園、国際通り、新都心、首里城などの観光スポットに行かれる方には、ゆいレールでの移動がオススメです。ただ、那覇は沖縄本島の南西部に位置していますので、本島の中部、北部へは今まで通り、車、バスでの移動となります。

 あまり知られていませんが、沖縄にも昔は路面電車、軽便鉄道、馬車鉄道などがありました。しかし、バスとの競合に敗れたり、太平洋戦争で鉄道施設を破壊されたりで消滅。戦後は長きにわたって鉄道がない期間がありました。その意味でゆいレールの誕生は、那覇市民の悲願だったわけです。

 運賃ですが初乗り220円ですが、隣りの駅までなら、お隣乗車券で100円です。フリ−乗車券は1日(600円)、2日(1000円)、3日(1400円)の3種類あります。これは利用開始から24時間、48時間、72時間有効なので使い勝手がいいですね。多くの観光スポットの割引特典も受けられます。たとえば、那覇空港駅と首里駅を往復すると、通常運賃640円がかかりますが、1日乗車券利用なら600円。さらに、首里城入場料金800円が2割引の640円となりますので、かなりお得な切符です。

 朝のラッシュ時には最大6分毎、日中も10分毎に動いていますので、大都市圏並みの本数です。始発は那覇空港駅、首里駅ともに6時ジャスト。終電は両駅ともに23時半です。始発時刻が都市部より遅いのは、沖縄の人は夜遅くまで酒を飲む機会が多く始動が遅いためといわれています。

 走っている距離は短いですが、那覇中心部を観光するなら、ゆいレールに乗ってみてくださいね。

(※注※ゆいレールは2月1日、運賃等が改定されました。表記した運賃等は新ルールに準拠しています)
(旅人:ミカエル・コバタ)

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