search
とじる
トップ > スポーツ > 「見ておいたほうがいいっすよ」TEPPEN三銃士のイケメン長男、白鳥大珠に注目せよ!

「見ておいたほうがいいっすよ」TEPPEN三銃士のイケメン長男、白鳥大珠に注目せよ!

pic pic

白鳥大珠(TEAM TEPPEN)

 格闘技界の“神童”那須川天心が所属するTEAM TEPPEN(TEPPEN GYM、那須川弘幸会長)のキックボクシングマットでの勢いが止まらない。この勢いをけん引しているのが、那須川天心、篠塚辰樹、白鳥大珠の「TEPPEN三銃士」だ。

 16日に後楽園ホールで開催された『RISE127』では、TEAM TEPPENから篠塚と白鳥を含む4選手が出場し全勝した。篠塚と白鳥は1RKO勝ち。2018年のRISE最後のビッグマッチ、11.17両国国技館大会へ向けて弾みをつけた。

 遊び心を持ちながらも真面目で強さを追求する天心、ビックマウスでヤンチャなキャラが魅力の篠塚、普段はクールで超イケメンの白鳥と、三銃士はそれぞれキャラやカラーが異なるのが特徴的。年齢は天心と辰樹が20歳の同級生で、白鳥は3学年上だ。三銃士に限らず、弘幸会長をはじめ、TEAM TEPPENの全員が共有しているのは「キック界、格闘技界を広めて盛り上げる」ことである。

 三銃士では「長男」のような存在である白鳥は、空手時代から地上波のテレビに出演していた。その後、キックでデビュー。高校3年生でWPMF日本スーパーフェザー級王座を獲得。2015年にはプロボクサーに転向し、8勝3敗(5KO)の成績を残して、今年6月にキックのリングに戻ってきた。

 181センチの長身に甘いマスクの白鳥を、モデル業界が放っておくはずもない。彼はモデルの仕事もこなしている。これに関して白鳥は「モデル活動は今後もぜひ、お話があれば継続していきたいですね。こういう活動で外の方に少しでも知ってもらえれば、キックにもプラスになっていく」と語る。白鳥にとってのキック再デビュー戦となった『RISE125』6.17幕張メッセイベントホール大会や16日の後楽園ホール大会でも、白鳥は女性ファンからの黄色い声援を受けていた。

 16日の試合は、キックでは初の後楽園のリングだった。入場時の声援は「力になった」という。また「ボクシングのときより応援してくれる人が増えた。もっとファン層を増やしたい」と新規ファンの開拓にも意欲的だ。

 「ファッションは基本的に黒が好きでストリートファッションを好んでますね」とKO勝利の後に話した白鳥は、インタビューが終わると、その言葉通り黒の帽子、Tシャツ、ロングパンツ、スニーカーに着替えて、TEPPEN勢を応援。試合後の会場でもファッションへのこだわりを見せた。その姿はキックの会場ではいい意味で異彩を放っている。やはり華がある選手である。

 篠塚は、自身と同じくプロボクシングを経験した白鳥を「(白鳥)大珠君はボクシングの良いところとキックの良いところを兼ね備えたハイブリッド型キックボクサーですね」と分析してくれた。白鳥はそんな篠塚や天心を「2人ともしっかりしてるし向上心が高い。自分としてもすごくいい空間。オンオフがはっきりしている。でもまだまだ子どもな部分もあるし(笑)。まあそれはオレもか」とほほ笑んだ。

 次なる闘いの舞台は11.17両国大会。「両国では強い選手とやりたい。僕より輝いていて上の選手なら誰でもいい」とアピールした。「(現階級の)スーパーフェザー級で気になる人は正直いない。上だったら、RISEライト級王者で、KNOCK OUTスーパーライト級王者にもなった不可思選手。ほんとギラギラしてるじゃないですか。僕はまだ名前はないけど、輝いた選手になりたいので」と不可思の名前を出した。今年はタイとシンガポール合宿に臨み「蹴りの技術を実感した」そう。16日の試合では左ハイキックが決まった瞬間「決まったなと思って、逆に冷静になれた」という。それだけ自身の打撃に自信を持っているということだろう。

 「きれいに倒す。侍のような一瞬で決まるような戦いを目指す」。ハイブリッド・キックボクサーの理想は高い。

 「試合後に『最高だよ!』って喜んでもらったけど、すぐ11月の試合に向けて『2日で切り替えろ』と言われました」と会長からの言葉を明かしてくれた白鳥。再デビュー前から弘幸会長の期待は高く「こいつはすぐにトップになりますよ」と近未来のエースに目を細めていたのを思い出す。

 「チャンピオンになってからがスタート。それまでに負けたら終わりという気持ちでやってます。今、いろいろなスター候補がいるけど、白鳥大珠!見ておいたほうがいいっすよ!」大珠は目を輝かせながら話し、控室に戻った。天心とは違う方向性だが、RISEから世間に通用するスターになれる高い潜在能力を持っているだけに、どんどん世間に売り込んでもらいたい。

取材・文・写真 / どら増田

【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.24】

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ