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中日落合GM院政に主力選手が怒りのFA大量移籍

 中日ドラゴンズが森繁和監督代行(61)の昇格を正式に発表した。次期指揮官候補とも伝えられた小笠原道大二軍監督(42)も続投である。
 「谷繁元信監督を途中休養させ、現チームを構成した落合博満GM(62)への批判が強まってきました。落合カラーを一掃させるような根本的なチーム改革になるかどうかが注目されましたが、現状維持ですね。これは、もうひと波乱起こりますよ」(ベテラン記者)
 今回の監督人事で、中日は落合院政の権限をさらに強めたと見るべきだろう。

 球団創設80周年の今年は屈辱の最下位となった。反落合派に対し、ガス抜きで生え抜きOBをコーチに入閣させるなどの折衷案も予想されたが、それも「ない」という。気になるのは、今季、国内FA権を取得した大島洋平、平田良介の両外野手の去就だ。
 「9月16日、白井文吾オーナーが2人に対し、FA宣言後の残留を認める発言をしましたが、20日に一変しています。『目利きに期待する』という言い方で、目利きとは落合GMのことでしょう。退団しても構わない、というニュアンスに聞こえました」(同)

 森新監督は中南米に独自ルートを持っており、計算の立つ新外国人選手を連れてくるのは必至だ。トレードや他球団のFA選手の獲得も検討するだろうが、その前に長年チームを支えたベテランはバッサリ切られそうな雰囲気になってきた。
 「岩瀬仁紀、荒木雅博、森野将彦とは来季も契約を結ぶ方針と報じられましたが、落合GM以外から出た情報なんです。白井オーナーの言った『目利き』には、3年後にこうなっているという落合GMの分析論も含まれていて、1、2年しか働けないベテランに高額年俸を出すべきではないとされています」(球団関係者)

 荒木は通算2000本安打まで残り39本。和田一浩氏の例はあるが、目利きがチーム強化を優先すれば、記録達成のための慰留はない。
 「興味深いのは岩瀬ですよ。岩瀬の去就に他の11球団が反応したと言っても過言ではありません。クローザーとして大車輪の活躍をしていた頃と比べれば衰えは隠せませんが、同じプロ野球選手が最高のクローザー、救援投手と認めているのは大魔神・佐々木主浩氏ではなく岩瀬です」(同)

 岩瀬は「チームの戦力となることと、自分が現役を続けたいと思うのは別」と意味シンな発言もしていた。
 「中日の控室は暗いんです。みんな、ひと言も喋りません。よく言えば大人のチームですが、二軍から昇格してきた若手が驚き、平田が気を利かせて話し掛けてやる程度」(前出・ベテラン記者)
 その平田が先頭に立って奮闘したものの、チームは勝てず、また、雰囲気も変わらなかった。

 森新監督は自らを繋ぎ役と称したが、その先にいるのは落合GMに見込まれた小笠原二軍監督だ。目利きの前では功労者の思いは二の次。冷酷査定でFA大量移籍がありそうだ。

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