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甘い警備体制で大事件が起こりそうだった欅坂46の握手会

 人気アイドルグループ欅坂46が千葉・幕張メッセで行った握手会で24日夜、刃物を所持していた男が銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されたことを、各メディアが大々的に報じた。

 報道をまとめると、千葉西署が逮捕した男は札幌市白石区の無職の24歳。男は手荷物置き場で発煙筒に点火。午後7時45分ごろ、発煙筒がたかれたことを警備員が発見し、駆けつけた警察官が男の所持品を調べたところ、果物ナイフ(刃渡り約12.6センチ)を所持。

 来場者がツイッターに投稿した複数の画像によると、白煙が場内に立ちこめ場内が騒然とする様子や、スタッフに取り押さえられる白い帽子をかぶった男が写り、センターをつとめる平手友梨奈と柿崎芽実(ひらがなけやき)のレーンで消火作業の跡が確認できる。

 男は同署の取り調べに対し、メンバー1人の名前を挙げて「メンバーの女性を刺して殺そうと思った」と供述しているという。

 「14年5月、岩手県で行われたAKB48の握手会で、当時メンバーだった川栄李奈、現メンバーの入山杏奈らが襲われる事件が発生。その事件によって握手会を当分の間、自粛せざるを得なくなってしまった。再開後、厳重な警備体制で握手会が行われたが、事件から時間が経過し、警備体制にも緩みが。欅坂の握手会への複数の来場者によると、会場入り口で金属探知機による所持品検査があったものの、バッグの中身などの入念な確認はない甘い警備体制。握手会で再び大事件が起こってもおかしくなかった」(芸能記者)

 25日は同署で警備を厳重にするなどして握手会を開催。しかし、事件のショックからか、同日誕生日だった平手ら、一部のメンバーが欠席または一部を欠席した。

 続報によると、容疑者の男は入場時の検査前、発煙筒と刃物が入った荷物を、他人の忘れ物としてスタッフに届け出。手ぶらで身体検査をくぐり抜けて会場に入った。運営本部へ出向き、「忘れ物が届いていないか?」と問い合わせて荷物を受け取る巧妙な手口で凶行に及ぼうとしていたという。

 悲劇の再発を避けるためにも、48・46グループの握手会の警備体制を根本から見直した方が良さそうだ。

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