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巨人 開幕ダッシュでも東京五輪の野球取り消し危機

 野球賭博、薬物疑惑など最悪の状況で船出した“由伸・巨人”が、新人監督では藤田元司氏以来35年ぶりの開幕4連勝。下馬評を覆して驚異的な底力を見せつけた。
 その要因は、東京五輪に追加採用される予定の「野球・ソフトボール取り消し」への危機感だという。
 「東京五輪の追加競技・種目を審議する国際オリンピック委員会(IOC)理事会が6月に開かれ、大会組織委員会が候補に希望した野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンがプレゼンテーションを行いますが、3月に入って、復活が確実視されていた野球・ソフトボールが微妙になった。その原因が巨人にあり、汚名返上に躍起なのです」(全国紙・運動部記者)

 野球・ソフトの復活が微妙になってきたのは、米大リーグが五輪参加に消極的なことに加え、IOCが「復活する5競技で上限500人」の条件を設け、野球・ソフトボールの出場国はそれぞれ6カ国に絞られたことも関係している。これではメダル争いは意味がないという声が渦巻いているのだ。
 「そこに来ての元巨人の清原被告の覚醒剤事件や野球賭博が致命的となった。これらは海外メディアでも報じられ、五輪憲章に明らかに違反することから、各国のIOC理事が反発しているのです」(東京五輪組織委員会関係者)

 修正案として「野球・ソフトボール」から野球を外し、「ソフトボール12カ国」、大会組織委員会が追加候補から外したボウリング、スカッシュの復活などが挙がっているとの情報もある。
 「しかし、ペナント戦で首位を走れば、敵対する陣営がまたぞろ賭博、薬物疑惑をリークするでしょうし、5月には清原の公判も始まります。東京五輪の野球復活を思えば、IOC総会が終わる8月までは巨人には鳴りを潜めてもらい、賭博問題のフェードアウトを待つ。これが最良のシナリオですが…」(前出・記者)

 NPBは開幕前、再発防止に「12球団共同声明」を発したが、この程度では東京五輪の野球復活は難しい。巨人の開幕連勝はめでたくもあるが、嬉しくはなし?

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