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教え子の女子高生にLINEで月1000通のラブメッセージした教諭が懲戒処分に

 なんとも、非常識な教諭がいたものである。

 愛知県教育委員会は11月14日、同県瀬戸市の県立高校の男性英語教諭(46)が無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使い、教え子の女子生徒に約1000通の不適切なメッセージを送ったなどとして、停職3カ月の懲戒処分にした。教諭は15日付で依願退職した。

 県教委教職員課によると、教諭は8月にスマートフォン(多機能携帯電話)を購入し、同19日に「LINE」を設定。同日から9月19日までの約1カ月間で、同校の女子生徒に、「好きです」「いつもきれいだよ」といった、好意を書き込んだメッセージを約1000通送信した。さらに、別の生徒や同僚教師の実名を挙げて「英語で赤点を取る迷惑な者がいる」「担任にふさわしくない」などと、守秘義務に違反するメッセージも送っていた。

 教諭はこの女子生徒のクラスで英語を教えていたが、2人っきりで会ったことは一度もなく、教諭の一方的な片想いだったようだ。

 女子生徒は返信していたが、「LINE」でのやりとりを聞いた母親が、9月上旬に学校に抗議して発覚した。

 同校では内規で生徒との私的なメール交信を禁止しており、教諭は「妻子と別居中で、自分の寂しさを紛らわせるためだった。『LINE』でやりとりするうちに好意を抱いた。後悔の気持ちでいっぱいです」と話しているという。

 教諭は1日に30〜40通のペースでメッセージを送り続けて、気が付けば実に計1000通。この回数は尋常ではなく、女子生徒にとってははなはだ迷惑な話だっただろう。
(蔵元英二)

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