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『たたら侍』ハリウッドでの本当の評判

 EXILEのリーダー・HIROが初プロデュースしたことで話題になっている20日公開の映画「たたら侍」の米・ハリウッドプレミアが先日行われ、各スポーツ紙が大々的に報じたが、現地での本当の評判を発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。

 同作はHIROがプロデュースを務めるほか、「劇団EXILE」の青柳翔が主演。EXILEのAKIRAら、LDH所属の俳優が脇を固め、テーマ曲「天音」もEXILEのボーカル・ATSUSHIが手がけるなど、EXILE一族の総力を結集した映画。戦国時代の奥出雲を舞台に、製鉄技術「たたら吹き」の後継者となる青年が侍を志して村を出たものの、挫折を重ねる姿を描いている。

 「どのグループもライブのチケットの売り上げは盛況なEXILE一族。昨年公開の『HiGH & LOW』がヒットしたこともあって勢いに乗っているが、『たたら侍』の場合、どの年代をターゲット層にしているのかが微妙。ライブに足を運ぶファン層が劇場にも足を運んで見るとは思えない」(映画業界関係者)

 それでも、同作はカナダの「モントリオール世界映画祭」の最優秀芸術賞を受賞するなど、世界各国の映画祭で受賞しハリウッドへ。今月9日に行われたプレミアの様子を各スポーツ紙は、「ハリウッドで大喝采」、「上映終了後には、スタンディングオベーション」などと報じたのだが…。

 同誌によると、スタンディングオベーションはなく、劇場に足を運んだ600人の観客の約7割が日本に興味のある米国人。ハリウッドのメジャー媒体に関連記事は全く出ておらず、日本のマスコミによる報道と、西海岸の日系コミュニティ内で話題が完結してしまっているという。

 また、米には約5600の映画館があるが、同作は6月2日から9つの州の計12館で公開されるのみだというのだ。

 国内でヒットするのかが注目される。

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