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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(9/7) 紫苑S

◆中山11R 紫苑S

◎クラウンロゼ
○マコトブリジャール
▲セキショウ
△トーセンアルニカ
△リボントリコロール
△ブリリアントアスク

 昔から「格より調子」と言われる牝馬ではあるが、実績的に頭一つも二つもリードしている感のあるクラウンロゼから入りたい。重賞を含むデビュー3連勝を飾る馬はそうはいない。その後のGI2戦は大敗したものの、桜花賞(16着)は長距離輸送、オークス(18着)は挫石で調整過程が狂ったのが大きな敗因と考えられる。夏場をリフレッシュ休養にあて、秋の始動戦としてはすこぶる順調に調整されており、良いかたちでこの一戦を迎えることができた。マイル戦ではあるが、中山コースは2戦2勝の得意舞台、巻き返しがあって当然と考えるべきだろう。

 52キロの軽い斤量ではあったが、前走で牡馬混合の西部スポニチ賞(1000万下)を勝ったマコトブリジャールも力をつけている。デビュー勝ちし500万通過が4戦目、そして1000万通過が前走の6戦目。小柄な牝馬で常に人気に推されるタイプではないが、実戦へ行っての勝負強さを持っている馬だ。

 中山でのミモザ賞勝ち、そしてフローラS0.5秒差9着のの実績があるセキショウも休み明けの函館戦を一叩きして体調上向き。得意な中山中距離戦だけに目の離せない存在。

 これらに続くのが2連勝中の2頭か。トーセンアルニカは、夏の調整休養でひと回り馬が大きくなった印象。アイムユアーズの半妹だけに、血統面の良さが生きてくれば勝って不思議でない。リボントリコロールは勝ちっぷりが地味だっただけに「上がり馬」的な勢いは薄いものの、デキ落ちもなく連勝中の好調子を保っているので掲示板くらいには来そうだ。

 今回がなんと17戦目となるブリリアントアスクにも一票。最近ではこれほど間隔を詰めて使うことは珍しく、後方一気の競馬がそぐわない開幕週であっても親しみを込めて応援したい。 

【馬連】流し(9)軸(2)(5)(8)(13)
【3連単】フォーメーション(9)→(2)(8)(13)→(2)(5)(8)(12)(13)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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