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草なぎ剛主演「銭の戦争」好視聴率をアシストした木村文乃 バツイチ・シングルマザー役でついに連ドラ初主演

 草なぎ剛主演の連続ドラマ「銭の戦争」(フジテレビ/火曜午後10時〜)最終回(第11話)が3月17日に15分拡大で放送され、15.4%(数字は以下、すべて関東地区)の好視聴率で有終の美を飾った。

 同ドラマは初回(2時間スペシャル)=14.1%でスタート。第10話まで15%を超えることはなかったものの、最低が第2話の11.9%と終始安定した視聴率で推移。最終回で過去最高の数字を弾き出した。

 全話の平均視聴率は13.4%となり、関西テレビ制作の同枠では、これまででいちばん視聴率が高かった「GTO」(12年7月期)の13.2%を上回った。

 ヒロイン役は主人公の富生(草なぎ)の高校時代の恩師(大杉漣)の娘(未央)役を演じた大島優子が務めたが、大島同様に草なぎを好アシストし、存在感を示したのが、富生の元婚約者で青池ファイナンス会長(ジュディ・オング)の孫娘(梢)役を演じた木村文乃だ。

 木村といえば、昨年1月期にオンエアされた問題ドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ)で、児童相談所の職員役を演じたのが記憶に新しいところ。ここ最近ではクールな役が多く、まさにクール&ビューティの印象が強い。

 そんな木村がついに連ドラの主演を務めることが決まった。それは4月期にTBSで放送される「マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜」(火曜午後10時〜)で、バツイチ・シングルマザーの希子役を演じる。

 同ドラマは年収250万円と低所得の希子が、ひょんなことから息子をセレブ幼稚園に預けることになり、その内実に驚きながらも、自分を敵対視する母親たちにストレートに自分の思いをぶつけ、凝り固まった母親たちの考えを変えていくというストーリー。

 共演のセレブママ役は檀れい、長谷川京子、貫地谷しほり、安達祐実らが務め、プチブレイク中の瀬戸康史も出演する。

 木村は映画「アダン」(06年5月公開)のヒロインオーディションを勝ち抜いてデビュー。トントン拍子でNHK大河ドラマ「功名が辻」(06年)、NHK連続テレビ小説「だんだん」(08年9月末〜09年3月)に起用されるなどした。

 しかし、09年に迷いから引退も考えて休業し、一般の仕事をしていた時期もあった。10年に所属事務所を変えて復帰してからは着実にステップアップし、昨年1月には「第38回エランドール賞」新人賞を受賞するまでに成長した。

 デビューから10年。木村は満を持して連ドラ初主演に臨む。

(坂本太郎)

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