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プロ野球 深いイィ話

 いよいよキャンプが開幕したプロ野球。

 かつては、グラウンドに金が落ちている、などと言われた夢の世界・プロ野球。実は、深イィー話が満載である。皆さんは、いくつ知っているだろうか。

 「2010年の交流戦で、打席に立った前田健太投手に、ダルビッシュが持ち球を全球投げた、という話があります。若い前田をエースと認めて、俺から盗めるものがあったら盗め、という、ダルビッシュ投手ならではの熱い思いが込められていた」(スポーツライター)

 これは有名な話であるが、今思えば、自分が大リーグに行った後にプロ野球界を頼むぞ、という意図もあったのかもしれない。

 「2011年8月14日。年に一回の相模原球場でのベイスターズ公式戦。この日、快投を続けた三浦大輔とバッテリーを組んだ黒羽根捕手(24)は、小学校の時、トークショーで自分が大ファンのハマの番長・三浦選手に花束を渡した際、三浦投手と『将来バッテリーを組もうな』と約束したことがあったんです。それから努力してプロ野球選手になって…」(同)

 まるで映画だ。オーマイガーという感じである。
 「その試合は大ピンチがあったんですが、三浦マニアで三浦のピッチングのことを知り尽くしている黒羽根のリードで難を逃れた。番長が思わずガッツポーズした場面は印象的でしたね」(同)

 ベイスターズには、もう一つに似た話がある。今は同チームから放出された佐伯貴弘選手に、スタンドから『打ってよ!』と声をかけた少年がいた。佐伯は、『わかった。ホームラン打ってくるぞ』と言い残し、バッターボックスへ。…なんと、その打席で佐伯は逆転3ランホームランを打った。この日以来、佐伯選手の大ファンになった少年は、プロ野球選手になることを決意。その少年が、2005年にドラフト3巡目でベイスターズに入団した内藤雄太選手。

 2002年、教育リーグ時代の阪神の狩野。病で車椅子に乗っている狩野選手の叔父が彼の活躍を観に球場へ来た。あいにく、狩野は先発マスクから外れ、試合も3回降雨ノーゲーム。しかし、そのことを伝え聞いて知った当時の岡田二軍監督は、審判と相手チームに掛け合って4回までやることに…。狩野もマスクを被り、叔父の方は甥のユニホーム姿を目に焼き付けて帰ったという。いい話は尽きない…。

 最後に、元ファイターズの新庄が、病気の少女に「俺、明日きみのためにホームラン打つ」と言って、オープン戦ながら本当にホームランを打ってしまったエピソードも忘れるわけにはいくまい。 

 5000円札の新渡戸稲造は猛烈な野球嫌いで、「野球は害毒である」というめちゃくちゃな名(迷)言を残しているそうだ。しかし、それほど人の人生に影響を与えるほどの魔力を持っているのが、プロ野球なのかもしれない。

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